お金拾ったことある? ブログネタ:お金拾ったことある? 参加中


お金を拾った事?

1000円、5000円なら、数回

もちろん、警察にちゃんと届けて、6ヶ月後(※当時は、拾得物は届け出てから6ヶ月後に持ち主が現れなかった時に拾得者に譲渡だった)に取りに行ってました。



一番金額が多かったのは、中3の頃のお盆に、泳ぎに行った帰りの林道で拾った、古い財布。

当時は目が良かった(両目>2.0…サン〇ンさんかww)ので、車を運転している叔父は気がつかず、オレだけが未舗装の林道上の黒い物体に気づく。


(ん?何か落ちてる?)


『叔父さん、運転ちょっと止めてくれる?』


と、静止し、その物体へのアプローチを開始する。

時刻は既に夕暮れ。その晩は当時楽しみにしていた『鳥人間コンテスト』が、放送される予定で、凄く楽しみにしてたのも一瞬忘れ、
恐る恐るその物体に近付く……。

最初は、黒い小鳥orデカいカブトムシだと自慢出来るなぁ~♪ニコニコ
位な感覚で、その物体に近付いたのを覚えている。

10…

5…、4、3……、2m、1m………。


物体へのアプローチ、完了。

んんん??

想像してた物体とは、余りにもかけ離れたdetail(みてくれ)に、一瞬思考が止まる。

(何だ?これは?)

パッと見、当時TVで見た
アルマジロの様な物体。

日も暮れようとしていた事も相成って、生き物感を素晴らしい照明で演出してたのだが、30秒位静観するも、生体反応らしき動きが無い。

その時、地面のその物体とオレとの距離は、約130cm。

若干怖さはあったものの、しゃがんで観察することにした。

なお、オレがこのやり取りをしている間、待ちぼうけを喰らった叔父は、泳ぎ疲れたのか少々眠かったらしく、車のバックウィンドウから、頭が斜めに傾きながら、大口を開けているのが、シルエットで見て取れた。

100、90……、50、40、30cm…。

0。

とうとう、手が、指が届く一触即発の距離に到達。

恐る恐る、人差し指でそれをひっくり返してみる。

『がたっ』

どわぁぁぁ(゜ロ゜;ノ)ノ‼……ん?

なんだ、舗装の砂利が、当時のオレのティキンハートを刺激しただけだった…ハハハハ……。

しかし、動かない…ん?
黒い物体らしき間から、白い紙らしき物体が垣間見える。

(なんだ?こりゃ財布か???)

ちょうどそのアングルからは、折り畳み財布の開閉部分が見えており、白い物体はやはり紙…レシートだった。

折り畳み財布を愛用してる方はお分かりかも知れないが、その折り畳み財布はハンパナクツカイコンデル感が満載で、しかも、何でも財布に詰め込める人の財布だった。

(^^;……。なんで折り畳み財布がこんなに丸くなるかね…??

と、1人で勝手にツッコミを入れながら、いよいよその折り畳み財布の開閉部に両手をセット。

(ま、入ってても、1000円~2000円程度か??)

と、期待も何も無かったので、一気にそのアルマジロ財布を開き、紙幣部を覗き込む。

…。

どわぁぁぁ
(゜ロ゜;ノ)ノ
っっっっっっっ!!!


いやいや、なかなかどうして。

予想に反し、札束っっ‼

しかし、よく見ると、千円札が大部分を占めており、数十枚。

諭吉様も、何人か入居なさっていたので、トータルで10万位(そのまま警察に持っていき、警察の方が確認した結果)。

この額だと流石に警察も身元を属性調査開始。

ほどなくして、財布に入っていた名刺から、所有者が判明。

警察の方が財布の持ち主に連絡。

『持ち主のかたが来るので、少しお待ちいただけますか?』

と、警察の方が、オレと叔父に待機を依頼。

『寒くないかい?大丈夫か?』

と、体格のいい、警察官が、オレに話し掛けた。

?あ、(^^;そうね。半乾きの上下にサンダルならねぇ……(苦笑)

はい、大丈夫です、スンマセンと、心の中で言いながら、

『大丈夫っす』

と、返した。

それから20分ほどで、持ち主が警察に到着。
しかし、財布を落としたのに、何故かタクシー。
この疑問は、30秒後に持ち主の顔を見て判明する。

真っ赤な顔で千鳥足。



嗚呼、ナルホド、
『やけ酒飲んでたのね』( ; ̄▽ ̄)。


警察官から持ち主に財布が無事に渡り、警察官が一言。

あんたねぇ、ここ、一応警察なんだよ?気持ちは分かるが……(苦笑)

今思えば、この警察官の応対は、かなり大人な対応だったんだと、改めて認識。

『良かったな、いい人に拾われて。なっ?』

と、警察官がそう言いながら、オレに軽いウィンク(笑)

粋だな、この警察官
(*≧∀≦*)


最近の不祥事続きの警察官にも、見習って欲しいものだ。

そして、持ち主から、涙を流しながら、
『ありがとうございましたっ‼』
と、言われ、2万円をオレの手に。

『いえ、こちらこそ。良かったですね。』

と、さらりと振る舞ったが、心の中は、浮かれっぱなし~(¥▽¥)
それも、そうだろう。
2万円と言えば、中3のオレには十分大金。

と、浮かれていると、持ち主が、

『ホントに良かったよ、取引の大事なメモが入ってて、ホントに困ってたんだよ』

『そうですか、それは良かったですね。その取引、ウマク行くといいですね』

と、お互い、警察を後にした。


今思うと、
その取引が何だったのか?


気になる所だ。