システムって、よく聞くと思いますが、ITに携わってない方には、イマイチよくわからない言葉。



ま、簡単に言うと、



「人とコンピュータが対話するための仕組み」



のことを、システムと言います。


対話と、言っても、ピンとこないと思うので、銀行ATMを例にご紹介します。



--- 以下、凡例(人…人間の動作 コ…ATMコンピュータ側の動作) ----

   ※所々、若干、省略してます。


人:ATMの前に立つ



コ:人感センサー感知!来店された!

  →タッチパネルを待機モードから、通常モードへ移行!

  →音声で「いらっしゃいませ!」



人:通帳記入をしたいので、「通帳記入ボタン」を押す



コ:「通帳記入」したいんだね。

  →通帳を入れてほしいなぁ。

  →ATM機械の「通帳」欄を点灯っ!!

  →タッチパネルに「通帳をセットしてください」を表示!

  →音声案内で「通帳をセットしてください」



人:通帳をセットし、タッチパネル上の、OKボタンを押す



コ:タッチパネル上のOKが押された

  →どれ?通帳が入っているかチェックするか?

  →通帳がセットされてる

  →余白はあるか?

  →うん、あるね。

  →いつまで記入されてる?

  →一昨日の17:30か。

  →一昨日の17:30以降の通帳の入出金状況を調べるか

  →本部コンピュータ、照会よろしくー と、本部コンピュータに確認メッセージを送る

  →(本部コンピュータからの照会を待つ…待つ…)

  →(本部コンピュータより)お待たせ。未記入が2件あるね。

  →(本部コンピュータへ)ありがと。じゃ、記入しとくよ。


コ:本部コンピュータからの、未記入2件分を記入(印字)する

  →印刷、うまくいったか?

  →OK、OK。うまくいったな。

  →よし、持ち主に通帳を返そう。

  →通帳ランプON!

  →タッチパネルに、「通帳をお受け取りください」を、表示しよう

  →よし、画面表示迄うまくいったな。

  →音声で知らせるか → 「通帳をお受け取りください」


人:(お、できたか♪)

  →通帳を受け取る


コ:通帳が受け取られたね。

  →通帳ランプOFF!

  →タッチパネルに「ありがとうございました」を表示!

  →最後の仕事だ!音声で、「ありがとうございました!」


---------------------------- おわり

てな具合。


通帳記入だけでも、人とやりとりするには、コンピュータのお仕事は、

意外とたくさんある事がお分かり頂けましたか?


この人とコンピュータのやりとりを、冒頭で述べた「対話」と言い、

設計・製造し、サービスとして提供するのが、システムです。


皆さんも、知らず知らずにシステムに触れていると思います。

少しでも、ITを身近に感じていただければ、幸いです。 (^^)