2年前に買った自宅のダイニングスペース。

これがいま、大変なことになってます。

このエリアの面積全てが、完全に埋め尽くされていて、見る影もありません。

大きな買い物をしたとき・・・特に家とか生産設備みたいなものは、買った途端にそのキャパがいっぱいになるくらいお仕事が舞い込んでくる(=増収増益)とはよく耳にするお話でしょう。

まさかここまでとは予想できませんでしたが、寝室を除けば、他の部屋もこんな感じです。
別に倉庫もあるし、コンテナボックスを借りればいいと思うでしょう。
本当に重要なものや、温度管理が必要なものは、吹き曝しの倉庫にしまうことができず、自宅で保管する必要があるんです。

この家を買った時点では全く予想もしていなかった住宅営業分野への事業拡大。
そして、自宅とは別に店舗を構えるという予期せぬ固定費。
不動産まわりの月の固定費は月額20万円にも達します。
それに加えて、これらの荷物を保管するためにエアコンのついた倉庫・・・じゃなくてこの条件だと普通のマンションですね。
これの家賃(+8〜12万円)を合わせると、建ててしまった方がいいのではないかと考えるようになりました。

いま住んでいる家は構造上、将来足を痛めてしまったら玄関にたどり着くことができなくなる。
そんな心配もあります。
ただ、これに限ればいま健脚なのに先走って無駄遣いすべきではなく、不便になったら買い換えれば良い。
そう考えていました。
そういうわけで、歩けなくなった時のことも考えなくてはなりません。
まずは費用ど返しで、あるべき姿・・つまりは理想的な間取りを一度は書いてみるところから始めます。

まず一階です。
床面積は108平方メートルです。
店舗と住宅の入口は分かれています。
ただ、住宅部分の土間から事務所に入ることは可能です。
土間は横長になっていて、事務所の扉以降の右側部分はスロープになっていて、将来脚を痛めてもなんとかなりそうです。
基本的には一階で生活する前提です。
ホテルみたいなインテリアにすれば、リビングにベッドを置いても抵抗はないでしょう。
大地震が起きた時のことを考えると怖いかもしれませんが、軽量鉄骨構造を予定しているのでその心配はありません。
ただ念のため、将来エレベーターがつけれるようにエレベーターシャフトだけ用意しておきます。
健脚なうちは高いので付けません。
そして2階。

2階の面積は78平方メートルです。
階段を上がるとホールになってて、そこにアトリエがあります。
企画系のことをするときに、こんなスペースがあったら捗るだろうななんて考えました。
左側の14帖のお部屋は、丸々営業倉庫です。
いま住んでいる家でダイニングスペースを埋め尽くしている荷物がここに来ます。
8畳の和室は寝室です。
いまどき板間があるのは珍しいかもしれませんが、この住宅メーカーは普通半間を90cmとすべきところ1メートルと規格化しているため、普通の畳を敷くとどうしても板間が生まれるんです。
でも、板間って雰囲気いいですよね。
和風のベッドを置いて使うつもりです。

・・・と思ったんだけど、そもそも荷物を置くために引っ越すのに贅沢は禁物だと考えました。
そこで、

「2階は内装工事をしなくていい」とオーダーします。
床はALCパネル、壁も小屋裏も鉄骨剥き出しです。
延床面積188平方メートルだと、建築費もそれなりになるので、少しでも節約したいです。
薄い点線で描かれている線は、壁ではありません。

最大7メートルもの長距離を、構造壁ナシで橋渡しできる梁です。
これがあれば、本当に何もない大空間が取れます。

思えば、下手に間仕切るよりもこの方がバスケットのゴールを付けて10メートル以上ドリブルしてシュートみたいなこともできるし、ピッチングマシンを置けばバッティングセンターみたいなこともできて、ストレス解消できそうです。

それに、こういう空間の方が荷物を置くだけでなく、旋盤みたいな専門的な機材なども揃えて材料の加工なんかもできたりして、プロトタイプの試作能力が格段に上がります。
※私は不動産だけやっているわけではありません。ものづくりコンサルタントもやってます。

そして気になる外観はこんな感じです。

これだけではイメージが掴みにくいと思うので、仮に外構工事をしたらどうなるかシミュレーションしてみましょう。


こんな感じです。
木だけカラーなのは、ネットから拾ってきたからです。
自宅部分は、木で隠れるようにすると山奥のアトリエみたいになってちょっと居心地良さそうですよね。
ちなみに、車は置きません。
お客さまをご案内するときは、タクシーを使います。
万一事故を起こすと、大変なことになるからです。
それから横浜でも山の手(例えば鶴見の岸谷)なんかだと細い道が入り組んでいてコインパーキングが少ないので、案内中に事故を起こしたり駐車する場所で悩んだりすることがなくてスムースだと思う。
私生活ではほとんど車を使いません。
実はうちの車、キャンピングカーなので、仕事で遠征するときや旅行するとき以外は南房総においてきます。
運良く土地が道路に挟まれているようなところだったら、後ろに停めるのはアリだと思います。

現在の不動産まわりの月の固定費が20万円+荷物を置くためのマンションで+10万円とするとあわせて30万円。
土地は買わずに借地権だったら、ギリギリ手が届くかもしれません。
※支払い能力がギリギリという意味ではありません。会社がある限り払い続けることになる30万円の範囲でギリギリという意味です。
ちなみに、このハウスメーカーの坪単価だと建物本体だけで8千万円です。
借地権だけ頑張って現金で用意すれば、夢ではありません。
家を誰かに残すために土地を買うって、不経済だと思うんですよね。
地代なんてそんなに高いものじゃないし、土地には執着はありません。
生きてる間、楽しければそれでいいです。

それにしても、やっぱり贅沢な感じが否めません。
店の中に、


こんなポスターをかけてる会社がやることではない気がします。

そこで、現実的なスケールにダウンサイジングしていこうと思います。
まず、譲れないものを決めます。

やはり、

一度でもこんな絵を描いてしまうと、夢が膨らんでなかなか規模を縮小するなんてできませんよね。
ただ、17帖のリビングを14帖にするとか、少しずつ工夫をすればなんとかなるかもしれません。

様々な工夫をしたところ、なんとか現実的な金額に落とし込むことができました。

建物本体の見た目は維持します。


まず1階です。

道路側に飛び出している店舗部分は、夜はリビング、昼は事務所になるように最小限の家具で過ごします。
どうしても階段を作るスペースが取れないので、玄関ホールに鉄棒を置き、お客様がいらっしゃったらここから滑り降ります。
お客様を待たせず接客できるので、顧客満足度が高まりそうです。
歳を取って歩けなくなった時の心配を冒頭に書きましたが、2階に上がるたびに鉄棒を登ってたら手の筋肉が強靭になるので逆立ちで歩けるかもしれません。
後ろ側に飛び出している4つの突起は後で説明します。

次に2階です。

起きて半畳、寝て1畳とはよく言ったものです。
このハウスメーカーの半間の基準は1メートルですので、寝室の幅が半間でもちゃんと布団が敷けます。
吹抜、ウオークインクローゼット、ルーフバルコニーといった、誰もが憧れる人気の装備も全て揃っています。
気になる後ろの4つの突起はこれです。

軽量鉄骨のフレームです。
例の外観を維持しようとすると、どうしても屋根が大きくなり、建物に収まりきらないのです。

そのため、軽量鉄骨のフレームで屋根の後ろ半分を支えなくてはなりません。
屋根の後ろ半分の下はそのまま屋外ですので、自転車を置いたり、壁に突起みたいなのを付けてボルダリングして遊んだり、色々なことに使えると思います。
肝心の荷物はどうするんだ?・・・というところが気になるでしょう。
大丈夫です。
小屋裏に構造用合板を敷いて、屋根裏になるスペースに収納します。
荷物を抱えながら片手で鉄棒を登ることになりますが、8000万円払うことを考えたら筋トレのほうが多分楽です。

気になる予算です。
このハウスメーカーの標準的な坪単価は144万円です。
延床面積は32平方メートル(9.7坪)ですので、1396万円となりました。

かなり現実的な額になったと思います。
やはり、諦めずに工夫することが大事だと思いました。


※たぶん建ててくれないと思います。


/// 2026年1月18日 追記 ///

倉庫を借りて荷物を移し、シャンデリアと円卓は店舗に移設して、リビングをリニューアルしました。

タイルカーペットを貼っているスペース、4.5帖しかありません。
でも、存在感のある2.7メートルの8人掛けテーブルを中心に、奥の小上がりに4名(うち2名はソファー)、手前に4名が椅子に掛けることができるレイアウトで、1人あたりの幅もかなり余裕があります。
お座席を立つときも、座っている人の後ろを歩いて移動できる余裕もあります。
4.5帖とは思えない空間の使い方だと思いませんか。
手前側は4.5帖のキッチンスペース+1.5帖の通路で、かろうじて10.5帖の非常にコンパクトなLDKです。
当社はコンパクトでもゆとりのある住宅提供が可能です。
これにより、取得コストを大きく減らすことができます。
是非、当社にお任せください。