今日、後輩からTOEICで900点を取る方法を教えてください、と言われました。
mixiで自身が立ち上げていたTOEICコミュニティから、当時のノウハウを拾ってきましたのでここに掲載します。
前提として、私は海外留学はしたことないですし、帰国子女でもないです。
2009年~2010年(B4~M2?)頃の話です。
今はTOEICは当時より難化しているはずなので、参考になるかわからないですが、記載します。
■総勉強時間(2011年07月06日 17:08)
ちなみにこの時間はレアジョブの時間を含んでいないので、多少増加するとしてもスタート地点が同じくらいの人がいたとすれば600時間程度の勉強時間で900点に到達するのは十分に可能だということを意味しています。
一日6時間勉強すれば3ヶ月程度で達成できてしまいます。
■Butaoにとって効果があったと思われる勉強法(2010年04月17日 04:00)
- 『ウルトラ語彙力主義』の例文及びTOEICに良く出る例文を200個くらいとにかく覚える
- →ひたすら口に出して発音を完璧にする
- →音声を聞いてシャドーイング。
- リスニング&スピーキング&リーディング&ライティング全般のレベルが上がったような気がする。(というか実際にtoeicのリスニングの点だけで80点上がった)
効果がある理由
- リスニング中の文と文のつながりは単語単体の暗記だけでは通用しない。(リエゾンや消音、リズムなど)。よって文章を覚えて口ずさむことで独特の音に慣れる必要がある。
- 口に出す→耳に入るの繰り返しで記憶に残りやすく、単語や連語や文章の意味が俊二に頭に思い浮かぶようになる(視覚から入ってくる情報は膨大なので覚えにくいしリスニングに対応しづらい)。よってリーディングスピードもリスニング力をアップする。
- 自分の口に何度も出して覚えた文はスピーキングにおいて何故か口についてぽんぽん出てくる。(口に出して覚えないと口からは出てこないのか?)
我々が問題をとく際には
【英語を読むor聞く→日本語に変換する→意味を理解する→英語の選択肢を読む→日本語に変換する→意味を理解する→文章と照らし合わせて回答する】
というプロセスを踏んでいるが、それを
【英語を読むor聞く→意味を英語で理解する→英語の選択肢を読む→意味を英語で理解する→文章と照らし合わせて回答する】
というプロセスに短縮させる。やり方は英語を自分にとって勉強以上の意味を持たせること。つまり、日常生活の中で英語を使って話したり聞いたりすること。
人間は自分が意味があると思うことでないと上手く認識できないが、そういう環境に置かれることで本当の意味で英語の必要性を脳に認識させることができると思う。というか自分がそうだった。
そういう意味でレアジョブをおすすめする。
感覚的ではあるが、日本人は英語を勉強として認識している傾向があると感じる。俺達は別に英語そのものを研究したいわけではなく、英語を物事を表現するためのただの手段として学びたいはずなので、コツコツ勉強するよりもまず英語が話されている環境に入ったほうが断然に習得は早いと思う。
結局今の状況はダンスで言うと、ダンスをしたことがないのにダンスとは何かということを学び、動きのルールや歴史に詳しくなっているだけではないだろうか?
~TOEIC全般に言えるアドバイス~
リスニングにおいては問題が始まった瞬間に情景をイメージする。そしてなるべく早く状況をつかむことが大切ではないだろうか。公式問題集を答えを覚えてしまったとしても何度も解くことが有益だという理由は、どのような状況がTOEICで出題されやすいのかをパターン認識できるようになるからってのがあると思う。
例えばPart3とかだと問題文を先読みするが、公式問題集をなんども解いておくことによって、問題文を読んだだけで次の音声が、何が来るのか絞り込むことができるようになる。
話題の振り幅が大きいと理解するのが難しくなる。特に英語だときつい。
例:「吉本の芸人の性癖の話」→「日本の年金を物価に合わせて調整する際の手法の話」
また、情景を頭に描写し、自分がその話の中の当事者になる事は有益である。
例えば、「自分が購入した電化製品が故障し、店に電話をした。すると店の人は今は修理工の人が居ないから明日店に来てくれ。店に来る前に午前中に電話をしてくれ。レシートを忘れずに。」という話があった場合、それをただの情報として受け取るか、自分が電話した立場として聞くかでは記憶の持続に差が出る。
この方法はPart7にも有効である。それは昨今のTOEICの問題の複雑化により、設問を先に読み情報をつまみ食いするようなテクニックが通用しなくなってきているからである。
複雑化とは以下のような状況下を指す。
- 「次の中で述べられていない事はどれか?」「次の中で正しいのはどれか?」など、長文を読ませる傾向の問題が頻出する。
- 長文の文字数が単純に増加し、表やグラフが入った文章が減少。
- 問題の選択肢の長文化(単純な数字が選択肢にある問題が減った)
そこで自分が普段行っている以下の方法を提案する。
- シングルパッセージの場合
まず長文の題名を読む。
→長文を少し読み進める。(3行くらい)
→選択肢の一つ目を読む
→
もし「この文章の題意はなにか?」等の全体の雰囲気を問う問題ならば最後に解く。
普通の問題ならば解く。
→設問2を読む
→以下繰り返し - ダブルパッセージの場合
2つのパッセージの題名を読む
→1つ目のパッセージをすべて読む。
→問題1を解く
→問題2を解く。
→
問題3の答えがパッセージ2に含まれる場合→パッセージ2の該当部分を読む。
問題3の答えがパッセージ1に含まれる場合→解く
→以下パッセージ2の場合に移る
この手法を用いた場合に問題となるのが、一度読んだだけでどれくらいその上方を頭の中にとどめて置けるかということである。それをクリアするために上で述べた当事者となるといったことが活きてくる。
~らっしゃいさんからの質問~
- 最後の15問ぐらいは解けていない。 つまり俺に足らないのは速さだ。 速く読むためにはどうすればいいのだろうか。 そんなことを考えつつ単語力アップ1時間。 強い単語力→読解高速化 のプロセスは正解なんだろうか。 アドバイスお願いします。
~Butaoなりの答え~
まずは単語力の話の答えなんだけれども、単語力→高速化のプロセスは正解かどうかは人によります。 まず、自分がなぜ間に合わないのかを考えてみる必要があるかも。
→それを考えるためには、問題解くスピードってそもそも何なのかを考える必要があると思う。
全然正確じゃないから意見ちょうだい。
- 【1-2】読むべきところ率
どこに答えがあるか分かるようになれば情報量を減らすことが出来ます。しかし設問によっては減らない場合があります。例えば「以下の選択肢の中から、文章で述べられていないことを選びなさい。」的な質問が出たときとか。最近はこういう設問が増えてるから必然的に文章の情報量も増えているみたいね。 - 【2-1】知識(単語や文法)
単語をたくさん覚えて文法を覚えれば文章の意味が取りやすくなります。 - 【2-3】頭の良さ(理解力、国語力?)
国語力が上がれば、文章の意味を認識することが早くなります。 - 【2-2】経験則(要は慣れ)
英語に慣れてくると経験則が増えてきます。
例えば、日本人の多くは「chair」と聞いて「椅子」と日本語に直してから「椅子のイメージ」を頭で思い浮かべます。経験則が増えるとこれが瞬時に「chair」と聞いて「椅子のイメージ」を思い浮かべるようになります。普段から使ってる英語は意味と単語が無意識に直結しています。 文法についても同じことが言えます。 - 【2-2-2】TOEICに関する経験則
試験に慣れてくると次の展開が読みやすくなります。例えば「あークレーム処理の話か。だとすれば最後にクーポンを渡すとか言ってそうだな。」等々
ぼんやりとだけど、「【2-2-1】英語に関する経験則」と「【2-3】頭のよさ」が足りてないという仮説をもっており、ってことで、文章を見たらその文章のイメージを思い浮かべるというようなことを意識して勉強していたんだけれども、そしたら頭に情報が残りやすくなってきて、一回読んだだけでどこにどんな情報があったか分かるようになったんです。
で、ここ半年はreadingで410ばっかりだったのに445に上がったんです。毎日30分も勉強してないのに。