最近(ここ数年^^;)塩野七生先生の「ローマ人の物語」すこーしづつすこーしづつ読んでいます。
途中で浮気本したり、どこまで読んだかわからなくなって、あるいは忘れて、戻っては進みを繰り返しています。。。
そんな読み方してるという事はあまり面白くないんじゃないか?とまだ読んでない方は言われるかもしれませんが、とてつもなく面白いです。
いつか1週間位時間とれたらローマウィークにして最初からじっくり読み直したい位です。。。
その前にとりあえず一度読破しなければなんですが、、^^;
さて、そのローマ人の物語の1巻で建国時のローマを当時の周辺の強国と比べて説明されている所があります。
そこで、近代民主政治の祖を築いた一国でもあるアテネについて書かれていて、当時政策として行われていた陶片追放についての部分が非常に面白くて、備忘録がてら書いておきたいと思いました。
陶片追放は、歴史上世界初の内閣システムの原型が誕生したと言われるアテネにおいて、クリステネスの改革の施策であり、一種の自浄システムだと塩野先生は説明しています。
クリステネスの改革により、20歳以上のアテネ市民が一人1票を持ち、年に数回開催される市民集会に出席する事になった訳ですが、その市民集会で過半数の賛成を得られれば、その権威と権力がアテネのために危険だとされた市民を十年間、国外に追放する権限が確立されました。
(当時、投票は陶片で行われた為、陶石追放と読んでいる)
ただし、この追放には、その市民の名誉を汚す意味はなく、陶片追放されても、その当人にとってなんら恥ずべき事とは思われておらず、市民権も財産も失う事なく、ただ、十年間、国外で暮らせというだけなのです。
要は独裁制を避けるため、アテネの民主政にとって危険だと思われた人物を国外追放し、本人もかつごうとした人達も少し頭を冷やせと言う事です。
で、私がもっとも興味深いと感じたのは、その仕組みの終焉と、それについての塩野先生の考察です。
この仕組みは結果的に、実質的に大変な国への功労者や影の英雄を追放する結果を招いてしまい、廃止されてしまいます。
さすがのアテネ人も国益に反する事のあまりの多さに目覚めたのかもしれない。
と塩野先生は書いています。
私は近年の日本の政治に対する私達の対応についてかねてより、憂いている事があります。
新しい内閣が出来たとたん批判がはじまり、辞めさせては、やっぱり駄目だったとか。とか。
冗談ではなく、おそらく、これがもっとも多くの日本人が考えている事でしょう。
私は、おかしいのは彼らではなく、我らだと思っています。
陶片追放は、本来の目的にはそぐわなかったかもしれませんが、アテネ国民に真剣に国益を考えさせる機会を与えたとしたら非常に良い仕組みだったのではないかと思います。
この制度を今の日本が導入したら○沢さんとか追放されちゃうかもなぁとか思うんですが、
彼を支持する訳では全くありませんが、それが今の日本人が真剣に考える機会になるのであれば、甘んじて受け入れるだろうと私は思います。
なんだか突拍子もない事書いている気がするのでこの辺にしときますが、
ローマ人の物語は西洋史の授業サボってでも読んでいただきたいと思います。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫/塩野 七生

¥420
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ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) 新潮文庫/塩野 七生

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ローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず/塩野 七生

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途中で浮気本したり、どこまで読んだかわからなくなって、あるいは忘れて、戻っては進みを繰り返しています。。。
そんな読み方してるという事はあまり面白くないんじゃないか?とまだ読んでない方は言われるかもしれませんが、とてつもなく面白いです。
いつか1週間位時間とれたらローマウィークにして最初からじっくり読み直したい位です。。。
その前にとりあえず一度読破しなければなんですが、、^^;
さて、そのローマ人の物語の1巻で建国時のローマを当時の周辺の強国と比べて説明されている所があります。
そこで、近代民主政治の祖を築いた一国でもあるアテネについて書かれていて、当時政策として行われていた陶片追放についての部分が非常に面白くて、備忘録がてら書いておきたいと思いました。
陶片追放は、歴史上世界初の内閣システムの原型が誕生したと言われるアテネにおいて、クリステネスの改革の施策であり、一種の自浄システムだと塩野先生は説明しています。
クリステネスの改革により、20歳以上のアテネ市民が一人1票を持ち、年に数回開催される市民集会に出席する事になった訳ですが、その市民集会で過半数の賛成を得られれば、その権威と権力がアテネのために危険だとされた市民を十年間、国外に追放する権限が確立されました。
(当時、投票は陶片で行われた為、陶石追放と読んでいる)
ただし、この追放には、その市民の名誉を汚す意味はなく、陶片追放されても、その当人にとってなんら恥ずべき事とは思われておらず、市民権も財産も失う事なく、ただ、十年間、国外で暮らせというだけなのです。
要は独裁制を避けるため、アテネの民主政にとって危険だと思われた人物を国外追放し、本人もかつごうとした人達も少し頭を冷やせと言う事です。
で、私がもっとも興味深いと感じたのは、その仕組みの終焉と、それについての塩野先生の考察です。
この仕組みは結果的に、実質的に大変な国への功労者や影の英雄を追放する結果を招いてしまい、廃止されてしまいます。
さすがのアテネ人も国益に反する事のあまりの多さに目覚めたのかもしれない。
と塩野先生は書いています。
私は近年の日本の政治に対する私達の対応についてかねてより、憂いている事があります。
新しい内閣が出来たとたん批判がはじまり、辞めさせては、やっぱり駄目だったとか。とか。
冗談ではなく、おそらく、これがもっとも多くの日本人が考えている事でしょう。
私は、おかしいのは彼らではなく、我らだと思っています。
陶片追放は、本来の目的にはそぐわなかったかもしれませんが、アテネ国民に真剣に国益を考えさせる機会を与えたとしたら非常に良い仕組みだったのではないかと思います。
この制度を今の日本が導入したら○沢さんとか追放されちゃうかもなぁとか思うんですが、
彼を支持する訳では全くありませんが、それが今の日本人が真剣に考える機会になるのであれば、甘んじて受け入れるだろうと私は思います。
なんだか突拍子もない事書いている気がするのでこの辺にしときますが、
ローマ人の物語は西洋史の授業サボってでも読んでいただきたいと思います。
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