オバマ氏ネタをもういっちょ!


先日、時期アメリカ大統領に決まったバラク・オバマ氏。

9月頃だったでしょうか?

彼の「豚に口紅を塗っても豚は豚だ」という発言が波紋を
呼びまして、共和党候補のジョン・マケイン氏陣営が、この
発言について同党副大統領候補のペイリン・アラスカ州知事
に対する中傷だとして謝罪を要求しました。


その発言の内容とは以下の通りです。


バージニア州で遊説中、

「ジョン・マケインも変革を唱えているが、あれは変革ではない。
同じものを違う呼び方で呼んだだけだ。豚に口紅を塗ったところで
豚は豚だ。」


その直後、マケイン陣営は電話会見を開き、「ブタに口紅」発言が
ペイリン氏を意識したものであることは明らかだとして謝罪を要求。


それに対しオバマ陣営は、マケイン陣営が発言を曲解し、無理やり
性差別に結び付けようとしていると反論した上で

「(マケイン陣営は)一般的な例え表現を使って性差別の切り札を
切ろうと躍起になっている。マケイン氏自身も昨年、クリントン氏の
政策に対し同じ例え表現を使っている」とやり返し、

オバマ氏自身も、

「私について何を言われようと構わない。しかし嘘とまやかしの怒りで
(共和党を)再び大統領選に勝たせるわけにはいかない」

と応酬しました。


そのすぐ後にアメリカの人気トーク番組、
David Lettermanの「The Late Show」に出演し、このことについて
質問が及んだ時の動画(字幕付き)がありましたので、興味のある方は
ご覧下さい。



Lettermanは相変わらず、際どい質問しますね(^_^;)
でもこの人、ワタクシは結構好きです。


下手に弁明をしたらまずいこのケース。


しかし、そこは共和党幹部にまで
「例え、背後で爆発が起こっても冷静で全く動じない人物」
とまで言われるオバマ氏。

そんな質問を、ジョークを交えながら軽くいなして最後はマケイン陣営の
批判をしながらも、自分の政策を皆に理解をしやすいように話すあたり、

やはり演説の達人ですね。


またアメリカにおけるユーモアの重要性もこれにて
再認識しました。


ま、個人的には2:02~のオバマ氏の観客席に向けた
余裕を見せた笑いが何とも言えず好きです(^^)