私の人生の師、Kさんは、飼っていたラブラドール・レトリバーを何年か前に亡くしました。とても可愛がっていた愛犬がいなくなって、すっかり「ノイローゼ」になりました。この状態が現在も続いています。ペットを亡くしたショックで「ペットロス」になったのです。
ペットが死んで、飼主は言いようのない悲しみに暮れます。楽しかったたくさんのことが思い出される度に、悲しみは大きく、深くなります。
普通なら1ヶ月くらいで立ち直ります。「あの子は死んでしまったのだ」「もうここにはいないのだ」と、事実を受け入れることができます。悲しみは残るものの、少しずつ日常の生活に戻っていきます。
状態が深刻な場合、「鬱」状態になる場合があります。悲しみの状態が長く続き、なかなか日常の生活に戻れない…。精神的なショックが、体調も崩します。
私は「一刻も早く次のペットを迎えるよう」にと、うちの犬を差し上げます、とお話しました。ご自身の体調も勝れず「もう少し元気になったらね」とおっしゃっていました。
もう一度強くお勧めしたいと思っています。
欧米では「ペットロスについての療法は、すぐに次のペットを迎えること」が定着しています。
深い悲しみに落ち込んでしまわないように、ということでしょうか。
日本では「もうペットは飼わない」「死ぬのを見るのはもうイヤ」という方が多いようです。次のペットを迎えるまでの間も長い、など事情は違うようです。
思い出に浸り悲しむより、新しい出会いと楽しみを選ぶ方が、精神衛生上いいと思います。
飼主が若いうちは大型犬でも(体力的にも精神的にも)飼えると思います。散歩するにしても犬をコントロールするにしても、若さと体力で対処できますから。
しかし、飼主が高齢の場合は小型犬がいいと思います。犬に何かあった時、片手でも持てる、飼主が安全確保できる、餌の量、排泄の量が少なくてすむ、飼主に何かあった場合でも、預けたり譲ったりができる…など。
「万が一」の時のことを想定した上で、また飼主のライフステージを考えた上で、犬種を選ぶ…ということも大切ですね。