空前のペットブームとやらで、ペット産業の市場規模は70億円とも100億円とも言われる。ブラウン管に登場する犬種に群がり、ペットショップに駆けつける。かつてはハスキー、ゴールデン、ラブラドール、そしてダックス、チワワ、プードル…。
ミーハー気分で手に入れたペットたちだから、「いのち」と向き合う、関わるという感覚はきわめて希薄。
得意顔でお散歩、の場面を見る。日中、炎天下、小型犬がアスファルトの上を歩く…虐待以外の何ものでもない。地表の、しかもアスファルトの温度は人間が感知するより高いのだ。
人間のジョギングや散歩のお供を共用されるペットも多い。1時間も2時間も…付き合わされる。小型犬なら参ってしまう。15分で充分なのに。
ペットを動物として認め、受け入れるのではなく、「擬人化」して自分の思い通りにしたいだけなのだ。
服を着せたり靴を履かせたり…言語道断である。必要なトリミングはできないくせに。
耳の内側は夏場は蒸れやすい、足の裏の毛が伸びると滑りやすくなる…犬の健康と安全をを保つためのケアを知らない。でも「犬くさいのはイヤ」とシャンプーは欠かさない。
「必要なこと」をせず「しなくてもいいこと」をしたがる飼主。
この人たちは人間の子供もこうして育ててきたのだろうか。