満月の夜は
月の石を首からぶらさげ
白い馬さんと一緒に
夜の街をふらふらする。
月光浴ってやつ。
日光浴は、血がみなぎってモリモリ元気になっていく感じだけど
月光浴は、いろんなものがスーって洗われる感じがする。
私のすぐそばで
いろんな感情と思考が私を通り過ぎる。
すぐ側にあるはずなのに
なに一つ掴めない。
夜空にはまんまるお月さん。
月とは裏腹に
私はなに一つ形にできない。
落ち込んでるとか
悲しいとか
そんなんじゃなくて
''まだ時期じゃない"
そんな言葉がピッタリくるような
そんな冬の夜でした。