これ、物事の真理が分からない時、簡単に説明出来ない時に使われる諺的な言葉。


最近はあまり使われないのか、生徒さんたちに聞いてみるとまず間違いなく「何ですかそれ?」と言われて毎回びっくりする。


音楽の文法、所謂テクスチャーの仕組みと拍間の関係は表裏一体であり、これはテクニック的なプロセスと当然一致する訳だけど、長年僕の関心と問題は、拍感覚とテクスチャーのルールのどちらが先にあって導き出されたのか、であった。



しかしこれは大きな間違いであった。
理由付けしようとしていた事自体が的外れだった。



原点は「欲しい、手に入れたい、衝動」であった。
必然的にスイングが生まれテクスチャーに沿って拍を利用し「回転していく」



そう、鶏と卵は本末転倒なのである。