6月17日(日)に、玉川学園前にあるスタジオコンチェルティーノで素晴らしくクオリティの高い室内楽コンサートが開催されました。
読売交響楽団のコンサートマスターだった(東京芸術大学教授もされています。)岡山滋先生がお持ちの、素晴らしい音響のサロンホールです。

桐朋附属のお茶の水音楽教室で同僚としてご一緒させて頂いているヴァイオリニストの佐々木歩先生と、ご主人でN響首席ヴィオラ奏者の佐々木亮さんのお弟子さん達が集い、ドボルザークやシューマンなどの大曲が演奏された非常に内容の濃いコンサートでした。

中学生から高校生の若い生徒さん達の中には、一昨年中学生ながら日本音楽コンクールで優勝した山根一仁君もいて、とてもハイレヴェルな演奏が続きます。

僕は、コンサートの最後に佐々木亮さんとブラームスのヴィオラソナタ第二番を共演させて頂きました。
亮さんと初めて会ったのはもう4、5年前になりますが、代官山ヒルズにあるホールでシューベルトの鱒を共演した時でした。
ヴァイオリニストは梅津美葉さん、チェロは札幌交響楽団首席の石川祐支君など、素晴らしいメンバーで楽しいコンサートでしたが、中でも佐々木亮さんの素晴らしいヴィオラの音色と音楽性にすっかり感心し、リハーサル初回から非常にご機嫌になってしまいました。

そのコンサートから数年後に奥様の歩さんとお茶の水教室でお会いし、亮さんも教室の大きな演奏会にゲスト出演して下さった事などもあり再会。
是非また一緒に何かを共演しましょう!という事に。
佐々木ご夫妻の計らいで、今回のコンサートに招いて頂いたのです。

念願の共演だったのに加えて、曲も美しく深いブラームスのソナタ第二番という事でテンションも上がります。

二回のリハーサルでお互いの呼吸と流れ、方向性をしっかり確認する事が出来たので、本番は心からアンサンブルを堪能する事が出来ました。

来月15日に、田町のファツィオリショールームで門下の発表会があるのですが、プログラム最後の部のミニコンサートに佐々木亮さんを招いて、今回ご一緒したブラームスとシューベルトのアルペジョーネソナタを共演する予定です。
入場は無料になっておりますので、是非彼の素晴らしいヴィオラの音色を聴きにいらして下さい。

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楽譜を忘れた亮さんを待つ(笑)

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楽器も本当に素晴らしいピアノでした。

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出演者皆で打ち上げ!

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疲れ切って沈んでしまった亮さん(笑)