2020年ダービー回顧
決着タイム・2.24.1
レースラップ・12.6-11.3-12.9-12.6-12.3-11.8-12.2-12.3-11.8-11.3-11.3-11.7
 
1000M通過1.01.7
前半1000MはSペースだったが途中からマイラプソディが外から捲ってペースアップ。
4角からペースが上がってロングスパート勝負になりスタミナ系の差し馬に流れが向いた。
 
<好走血統のポイント>
コントレイルは本質的には東スポ杯2歳Sのような高速決着で真価が発揮されるタイプ。
今回のような流れは苦手ではないが得意でもないはずだが圧勝。
絶対能力が違うレジェンドホース級の馬なのだろう。
2着サリオスは母系にNijinsky・Surumu(独)持ち
3着ヴェルトライゼンデは父ステイゴールド系で母系にSurumu(独)持ち
4着サトノインプレッサは母系にSadler's Wells持ち
5着ディープボンドは母系にNijinsky持ち
 
2019年菊花賞馬ワールドプレミアはヴェルトライゼンデの兄
2着サトノルークスは母父Sadler's Wells
3着ヴェロックスは母系にSurumu(独)持ち
 
2018年菊花賞馬はフィエールマンは母系にNijinsky持ち
2着エタリオウは父ステイゴールド
3着ユーキャンスマイルは父系にNureyev持ちで母系にNijinsky持ち
 
近2年の菊花賞好走馬同様の主導血統を持った馬が好走しやすかった今回のダービー。
この結果は2020年菊花賞に直結しそうである。
 
<レースレベル・135>
130・GⅠ級
128・GⅡ級
126・GⅢ級
124・OP級
122・準OP級
 
<馬場差・-2.4(高速)>
状態・やや高速馬場
多少降雨があったので少しだけタフになっていたが高速馬場の範囲内
 
<混戦度・0.44(最大1.0)>
勝ち馬が圧勝したので混戦度は低め。
※3着以下は大混戦
 
<好走馬分析>
↑の好走血統のポイントで書いたように今年のダービーは菊花賞に直結しそうな結果になったと思われる。
近年のダービーは高速決着でスピード型の馬に流れが向いた事が多かったが今年は真逆の流れになったと考えて良い。

2018年・2.23.6
2019年・2.22.6
2020年・2.24.1
 
ワンペースな競馬でスピード持続型に流れが向くとロジャーバローズ・エポカドーロ・コズミックフォースのような先行馬が好走しやすくなる。
逆に今回のように決着時計が遅めのロングスパート戦になると差し馬に流れが向く。

2018年ワグネリアン・エポカドーロ・コズミックフォース
2019年ロジャーバローズ・ダノンキングリー・ヴェロックス
このメンツを見て菊花賞・天皇賞春で馬券買いたいだろうか?
2018~2019年は中距離系(スピードにある先行馬)の馬に流れが向いたダービーだった。
今年の流れは長距離馬(スタミナのある差し馬)に流れが向いたダービーだった。
タイム・好走血統・好走脚質で考えると今年の菊花賞はダービー上位馬が上位に来そうな気配はしている。

<コントレイル>
無敗の2冠達成。
世界情勢的に今秋は菊花賞路線に進むと陣営が早くも明言。
大種牡馬ディープインパクト牡馬の最高後継馬として今後も父同様の王道路線で高いパフォーマンスをしてもらいたい。
4角でペースが上がった時にマークされていたヴェルトライゼンデを置き去りに出来たのも大きいが前方をディープボンド・コルテジアにカバーしてもらって直線で無理なく外に出せたのもチームノースヒルズの作戦成功。
↑の分析でも書いたがスタミナがある程度問われたダービーで好位から差し切った内容はかなり良い。
夏を無事に乗り切れたら無敗の3冠も見えてきそう。
無敗の3冠からの有馬記念は父同様2着だったりしてw
その時負けるのがハーツクライ(ダービー2着)産駒のサリオス(ダービー2着)だったら感慨深いw
 
<サリオス>
生まれた世代が悪かった。以上w
オルフェーヴル世代のウインバリアシオンとかジェンティルドンナ世代のヴィルシーナ同様運がない。
ただ3着に0.3差とSペースで着差がつきにくい事を考えるとやはり能力は高い。
ハーツクライ産駒としてはコントレイルさえいなければ5戦5勝の馬。
ハーツクライ産駒は完成前は2~3着が多い善戦マンが多いのだが本馬は早期完成型でかつ勝ち切れるタイプの馬。
距離適性も今回の内容で2400Mも問題ない事が分かり今後どうなるか注目したい。
これでハーツクライ産駒らしくもう一段階成長があれば化け物になるのだが果たして?
まあ高速マイルで先行出来る時点で普通の晩成型ハーツクライ産駒ではないので現状維持の可能性が高そうではある。
※晩成型ハーツクライは古馬になって腰がパンとして先行出来るようになるタイプに多くそれまでは2~5着が多いがいきなり勝ち切る馬になる
秋はどの路線に進むのだろうか?
 
<ヴェルトライゼンデ>
池添J得意の人気馬マーク戦法も4角で一瞬で離されたようにコントレイル級と比較するとトップスピード不足は否めない。
ただ兄の菊花賞馬ワールドプレミア同様の潜在スタミナでジリジリ伸びて3着。
普通の世代なら菊花賞馬になり得る素材ではあるが今年はw
父ドリームジャーニーは宝塚記念・有馬記念のグランプリホース。
今後は非根幹質が強くなってくるかもしれない。
 
<サトノインプレッサ>
1枠1番を生かしロスのない競馬でイン強襲差しをするも4着。
NHKMCでは外枠もあるが単純にマイル的なスピード不足を露呈。
距離が800M伸びてかつスタミナが必要な流れを差して来たのでこの馬の本質は2000~2400Mにありそう。
ディープインパクト×Mr.Prospector×Sadler's WellsはマイルCS馬トーセンラーと近似。
マイルCSを勝ちながら天皇賞春で2着した異色の馬がトーセンラー。
※トーセンラーのマイルCSは4角14番手から差す中距離的なマイラーに向いた流れ
なんとなくトーセンラーっぽい掴みどころのない馬になりそうw
 
<ディープボンド>
コントレイルの前方でコントレイルの進路を確保させる役割で先行したが前日謎の3人気の面目躍如の5着好走。
スタミナのある差し馬に有利な流れを先行して5着は結構強い。
追ってしぶといタイプでもあるので和田Jとも手が合うのだろう。
スピードが問われるレースだとサッパリだと思うので今後は見た目の着順が相当ムラになっていきそうでもある。
地味なタイプでもあるので今後も過小評価(5~10人気)で一波乱起こす馬になっていきそう。
 
<ガロアクリーク>
皐月賞3着からダービー6着。
皐月賞よりかはスタミナが必要な流れになったため着順を落とすがこの馬の走りはした。
キンシャサノキセキ産駒というよりもLyphardの4×4のクロス・kingmambo・Nureyev・Nashwanなど母系の影響が強い中距離馬のイメージで今後いった方がいいだろう。
馬のタイプ的にも皐月賞3着の実績がありながら今後も過小評価されそうなので穴馬としての資質は高そう。
スプリングSや皐月賞のように外枠から4角外から差す競馬が得意なので外差し馬場で外枠の時が最大の狙い目になりそう。
中山中距離重賞のリピーターになりそうな気配もある。
セントライト記念・古馬になってからのAJCC・中山記念・オールカマーとかに網張ってるといい事があるかもしれない?
 
<ブラックホール>
17人気のブービー人気も上がり2位タイの差し脚で7着。
ゴールドシップ産駒らしくスタミナが問われると好走してくるタイプ。
今回17人気が示すように人気にはなりにくいタイプで父ゴールドシップ同様ピンポイント好走馬になりそう。
※父ゴールドシップは阪神大賞典・宝塚記念・有馬記念など得意条件だけ走るピンポイント型
本馬は函館・札幌が今のところのピンポイント資質を見せている場所。
函館・札幌の2600MのOP特別とかは合いそうな気がする。
将来的には中山2500~3600とか東京2500~3400とかで穴を狙うタイミングはありそう。
古き良き時代(20年前)の菊花賞とかなら◎候補なのだがw
 
 
今年はコロナ禍の最中も無観客ではありながらもしっかり競馬を施行してくださる関係者各位に最大限の敬意を払いたいですね。
関係者の尽力のおかげでコントレイル・デアリングタクトも輝けました。
これが開催中止とかになっていたらと思うと・・・
自分にとって競馬は最高のエンターテインメントです。
競馬関係者の皆様本当にありがとうございます。