終活- Beginning of the END- | THORN

THORN

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ジャイアンです。

ここ最近、グッと寒くなって春が恋しいなぁ〜と感じる日々が続いてます。

冬はそんな寒さの中で考えたり、そっとイメージを膨らませたりする季節なので好きです。

気がつけばTHORNも15周年となり、前にやってたバンドも解散してから15年か。。確か2月だったよな。アッと言う間。だと。

15年と一概に言えば簡単かもしれませんが、山あり谷あり。
音楽の為に、バンドの為に、生きてきたと言っても過言ではありません。

THORNの15年は僕にとって全てであり、出会いや別れも時が経ち全てが宝だと思ってます。

「何を残せたか?」

と聞かれれば、何もないのかもしれません。
しかし、自分が、自分達が妥協せず音楽をやって来た事だけは誇れるつもりです。

時に、「いつまでバンドやれるかな」

なんて考える事もあります。

それはネガティブな発想ではなくて、

どーやったら、続けていけるだけの需要があるのか?

という事を常に考えてます。

そして、バンドとはチームであり、個としての才能よりも、、、

協調性であったり、チームの為に動けるか、貢献できるかって事も凄く重要だと僕は思ってます。それもセンスかなと。

個として、絶対的な力があるならば、それに着いて行きたいと思う人もいるかもしれませんが、なかなかの凡人の集まりな訳で、そうはいきませんよね。
(その前に、絶対的な才能がある人は1人でも活動出来るのかもしれませんね。笑)

しかし、凡人の集まりでも、マジックを産み出せるのがバンドです。それが面白い!
音楽に限らず人間ってものが、そうなのかな。
個として輝く人もいれば、集団の中で輝く人もいる。いわば役割とでも言いましょうか。

スクールウォーズじゃないけど、

「1人は皆の為に、皆は1人の為に」

そんな気がします。

少なくともTHORNが15年やれたのは、コレです。


レベルや環境も何もかも違うから笑われてしまいますが、先日の嵐の活動休止の会見を見て感動し、共感しました。

メンバーと向き合い、相手を尊重しての決断。

本当に凄いなぁと思います。
ファンの事も考えて、全てを配慮してね。

そして、メンバー全員で活動してきたんだなと思いました。※個人的な感想です。


僕達や、他の人達に、真似が出来るか?
たぶん無責任な奴が現れるだろうな。。

「俺は辞めたいから、今すぐ辞める!」

なんてね。笑

(話は戻り)

答えはわかりませんが、人としてバンドとして愛される存在になりたいです。
その為に、沢山の愛を人に注げる器の大きい漢になりたいですね。
自分を犠牲にしても、築いていきたい事。愛したい物。守りたい人。
それが人間らしく生きていく為の誇りなのかなと僕は考えます。


先日、自分の母親が「一過性健忘症」という病気になりました。

ストレスと疲れで、一時的な記憶喪失。

5〜10分起きに意識がリセットされ、今が何時何分・何処にいるのか、わからなくなってしまう。過去か未来かわからなくなってしまうような。

今は回復して、普段通りに戻りましたが、その時ばかりはバンドを辞める事も覚悟しました。


20代の頃から何があっても音楽を辞めなくて済む用意はしてきたつもりです。
それは誰よりも強く考えてきたと自負してます。

今まで何度か辞める事に直面してきましたが、いろいろな人に支えられて、この歳まで続ける事が出来ました。


今の僕は歳を重ねて、音楽とは違うベクトルで大きな夢があります。
この歳にしてヤル気で満ち溢れてて、もしかしたら音楽より強く考える時もあります。

音楽を辞めて、そちらの夢に向かって突き進んで行こうかな。なんて思う事も。。。


やりたい事←→やりたくない事
出来る事←→出来ない事
求められる事←→求められてない事

この比重をどこに置くのか。

そして何がベストなのか。

「例えば、やりたくない事でも、僕にしか出来なくて求める人がいるなら、僕は頑張りたい。」

そんな事をよく考えます。

話はまとまりませんが、

今の目標は。。

「誰にも遠慮せず、やりたい事を想像し、
僕が出来る事、僕が求められてる事を知り、
1日1日を一生懸命に全力で生きたい。」


シンプルですが、なかなか出来ないんですよ。
これが。。

特に空気を読んだり、バランスを考えたりするとね。

「今、何をすべきか」

それは一目瞭然。

答えあわせは、後ほど( ̄∀ ̄)笑


P.S.春から夏にかけて、THORNはPAKU-TOHと共にツアー回ります!15周年のスタート。ガッツリやりますよー!!