キーポン20年目の想いを綴ります。 | THORN

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「KEEP ON SMILING」

まず沢山の人に感謝。

そして20年も音楽をやれてる幸運に。


音楽って不思議なもので、その時その時で変化していくし、違う見え方がする。

若いときピンと来なかった物が、時間が経って凄く好きになる様な。そんなCD沢山ある。

音だけじゃなく、生き方や考え方も変わる様に、続けていく事に何かを見出し、創っていく事が俺は大好きだ。


昔は、有名になりたいとか、こんな人と一緒にやりたいとか、デカいステージに立ちたいとか、そんな野心の塊みたいな生き方をしてて、先輩から「お前、生き急いでるな」なんて言われた事もあった。。


こんな事を文面にしたら、まるで売れないバンドの言い訳みたいに聞こえるかもしれないけど、今は素敵な仲間と、大好きな音楽をどうやって続けていけるか?って事を常に考えてる。THORNの皆がそうって訳じゃないけど、少なくとも俺はそう。


そりゃ楽しい事に越したことはないけど、それを継続させる為にやる事はたくさん。働かなきゃならないし、家庭も守らなきゃならない。ポスター貼りなんかも大変だけど未だに皆で手分けして結成当時から変わらず続けてる。
ダサい音楽ならば需要がなくなるから、ライブにも誘われない。ただ歳を取ってるだけの邪魔くさいロートルなバンドになるなら音楽は辞めようって。空威張りしてるオヤジにはなりたくないよな。完全に楽しむだけのサラリーマンオヤジバンドをやりたい訳じゃないし。そんな話をガンクリさんとも話す。

こんな話は地味でカッコ悪いかもしれないけど、スタジオも週一では最低でも入る様にしてる。最近は全員なかなか集まれないけどねw

俺らの自慢はTHORNは来年で15周年だけど、止まった事がない。ライブも1ヶ月まるまる空くとかはない、少なくとも2ヶ月やらないなんて、なかったはず。
曲も作り続けたし、企画も打ち続けてる。
発信し続けてるわけだ。良くも悪くも。

このTHORNの15年、キーポンの20年、俺の音楽の20数年間は全てを犠牲にしてやってきたつもり。

だからと言って、何も偉くないし、むしろ社会のゴミで劣等感の塊でしかない。


俺のエゴかもしれないけど、キーポンは俺が思うようにやらせて貰います。

何がやりたいかって?

イベント名の通り、みんなが笑顔になるイベントがやりたいと思うわけ。

それが創られるのに大変な思いを押し付けられて、色んな物を失って誰かの犠牲の上になりたってるって、俺は忘れちゃいけない。。
メンバーにも感謝を。
そしてメンバーよりメンバーなスタッフの由香にも。


20年前に弟と始めたイベント。弟は2回辞めた。

でも彼も自分の道で、今でもシッカリと音楽をやっている事を嬉しく思います。

INCLUSIVE inc.時代 MZ-69には本当に助けて貰った。良き相棒、そして悪友としていろんな思い出があります。

そして、山さん。
今でもTHORNの良き兄貴として、俺の唯一の理解者として大切な存在です。


たくさんの人のおかげで、今週末キーポン20周年がやれます。

これも大きな節目。来年が今と同じとは必ずしも言えないと思います。。


このキーポンは、どんなに頑張っても赤字です!

俺のポリシーは、遊ぶんだったらトコトン遊ぶ!
呑んだら吐く!!ぐらいの勢い。
翌日、後悔しても命は取られないから。笑

とりあえず、ただただ楽しい事がしたいだけ。

時間もお金もかかるから、無理に来いとは言わないし、もし一緒の時間が過ごせるなら全力で遊びましょう!

1年に1度の祭も20年目の大祭です!!

呑みましょう!

騒ぎましょう!!

馬鹿になりましょう!!!

KEEP ON キーポン!!


by GIAN