その原点は日本が朝鮮半島を植民地にして彼らに苦痛を与えたことにある。
当時の人々とその子孫
その原罪はおやじがおふくろをめかけにして私に苦痛を与えたことにある。
鳩山一郎 朝鮮女 鳩山由紀夫
これはうがった分析でしょうか。もしかすると彼の心の闇が政治的な事柄への発言として出ているのかもしれません。同じ思考パターンに思えます。尊大な彼は一度間違えたことを修正することがない、と指摘するひともあります。
よく読むと、彼の論法は被害妄想と言うより、罪悪感に根ざした思考からのものです。
原点は罪悪だと言っているのだから。おそらく拭い去れないほどの罪悪感があったにちがいありません。「ボクは生まれてこなければよかったんだ」そういう思いを乗り越えたある日の思いで。これが彼の原風景なのでしょう。
年をとった母親が捨てられないよう、いつまでもおやじを非難し続けた人生を重ね合わせているのでしょうか。そうやって貢がせたのがいま彼に引き継がれた巨万の財産なのでしょう。
他者のことを理解するふりをして、かわいそうな自分あるいは不遇の子である自分のことを解って欲しがっている甘い匂いが漂っているように感じます。『友愛』の概念を以って恨みをなだめようとしているだけの易い対処法は、根本的な解決すなわち進化・統合・昇華に至ってはいません。
個人的感情を国際関係に当てはめているのみならず、友愛の精神を振りかざすことで自分を偉大に見せかけようとしているとさえ思えます。友愛の精神のできない奴は、バカだと。
いっこくの首相がこのような成長不良ではかないません。しかしあの時代、日本人の集合意識が如実に現れていたのかもしれません。彼だけをやり玉にあげるわけにはいかないのです。いまでも理想を掲げられる自分を優越者として世間一般を愚者のように嘲る輩はあとをたたないし、それらの支持を得ているものと思います。
彼のやろうとしていたのは全て理想主義、宥和主義であり、いわゆる体制嫌悪、反戦・反核主義者と一致するとことが多かったのですが、ともすれば侵食・侵略を歓迎しているようにもなっていました。
理想は実現していかなければならないことですが、そしてそれを依存する国民が多ければ総理大臣が勝手(リーダーシップを発揮して)にやるしかないのかもしれませんけれど、政治とは目の前の火をいかにするか、飢え死にしそうな国民をどうやって食わせるかといった緊急の課題に対処しつつ、それが同時に百年の計の発露になっていなければならない、地に足の着いたものでなければなりません。甘い理想主義者の言うことばかり聞いてもいられないのが実情です。
しかも理想主義者が生き方として理想を貫き主張しているならまだしも、たいていは恐れによる歪んだ見方や反抗・反発からくる体制批判なのが相場ですから、あれをそのまま実現しようとしたら全体が沈没してしまいそうです。
たとえば、原発や核ミサイルは今すぐにでもなくしてしまいたい危険な物かもわかりません。が、人類の霊格とそれに従う科学や技術の程度からすれば、危険であると解っていてもできる限り安全に使いながら、人類の霊格の向上と科学と技術の進歩を根気よく待たなければならないのかもしれません。いまの人類の程度では反重力装置もフリーエネルギー装置も放射能除去装置も一般に実用化されません。
ただ理想を掲げ、それに照らした批判をすればいいとする方がよほど無責任なのではないでしょうか。そうした霊性の低さが高度文明への進化を阻害しているのだと思います。
原始時代に戻りたければ、いっそのこと核戦争を起こすべきです。
