第二次大戦で日本がこうむった被害。
それは、もしアメリカとの戦争を回避できれば出ないものだったのか。これを問うてみることは意義があると思う。
もしかすれば、その後の米ソ冷戦に日本も加わりたいへんな事態になったかもしれない。
また、原爆の被害を体験しなかった人類が初めて落としたのが地球を破壊しえる核爆弾であったかもしれないのだ。
さらに日本が大東亜戦争を始めなければ、アジア諸国の独立はなかったかもしれない。
これらのことを考えれば、いくら悲惨で醜悪だったとしても、あの戦争をまるで否定してしまうのは浅はかなのではないか。あの戦争があったがゆえにもっと大きな戦争を避けられたのかもしれないし、あれが最もちいさな戦渦だったかもしれないのだ。
第二次大戦という人類史上最悪の事態が、実は最も平和なプロセスであり最小の被害でおさまっていた可能性は否定できない。
