団体を作って同じことを信じるように仕向ける。一般的に宗教と呼ばれている行為だ。自分が意識だということを忘れている、あるいはまだその認識まで至っていない人々がさらに自分への権威を剥奪されて(もちろん当人の恐れ故だが)妄信する。


その姿を見て、自分はああはならないと宗教をあざけり、忌み嫌う。


これは、どちらも霊性に心を拓かない仕組みである。


宗教を拒絶することが妄信するより高尚な立場ではない。


拒絶して、物質主義に傾く。物だけが信じるに値するべきものだ、と確信する。これも妄信にちがいない。


物質主義に陥ったことで苦しくなった人が教団に走る姿そのものではないか。


宗教と物質主義は、同じものだ。敵対しているように見える両者は、まるで同じ武器商人に兵器を売りつけられた敵国同士である。


この3者の渦を俯瞰できた時、another worldへの舵が切られるように思う。いや、舵を切ることを決意した時、その有り様がまざまざと俯瞰して観察されるのかもしれない。