このブログ、自分から、こうしよう、こうやりたい、と思って始めたのではない。第一、時代遅れなことにネットすらつないでいなかった。メールをどうやって送るのかも知らなかった。ウエブサーフィンは時間の無駄だと思っていた。そうはいっても、心では何かうずくものがあった。ネットくらいひいた方がいいのでは。いや、ブログってのは、なんだ?
そんなある日、iPhone3を契約したばかりのソフトバンクから電話がかかってきた。
「無料お試しキャンペーンに当選しました」
話を聞くと、2年間、ADSN回線が無料で使えるとのこと。しばらくして、ルーターやらなんやらが送ってきた。一応、つないだが、つながったかどうかも解らなかった。すると、また電話がかかってきた。
「係の者がつなぎに伺います」
その人に、いくつか質問して、ホームページの開き方などを教えてもらった。ところが、よくわからず断念した。それでも一応、ネットにはアクセスできるようになったのでパラパラと人の書いたのを読んだり、YouTubeなどを閲覧したりしていた。いろんな人が、いろんなことを書いていた。いろんな人がいろんなことを考えていた。それに触れることで、自分の考えを見つめ直すことができた。うまく使えば、速度があがるな、と思った。1人で黙々と本を読んでいるだけでは得られない交流があった。
それでも、ブログは他人のを読むものだとしか思えなかった。特に営業用でもないのにやるのは、自己顕示欲をさらしているようで恥ずかしいと思えた。けれども、とても有用と思える情報や知識を惜しげもなく提供している人々がいることが分かってきた。書籍では得られない重厚な内容、ハイレベルの認識、自分とはかけ離れた領域の出来事、そんなものがどれだけか含まれていることに気づいてきた。
これは、多くの人に相手にされないし、信じられないだろうが、自分のハートには響いてくる、なにか重要な示唆を与えてくれる知識や情報が、そして既存のメディアには絶対に乗らないであろう内容や形態があると確信に至り始めた。
内面の正直な吐露、告白、それらも自分の弱さ、目を向けていない側面を知るのにとても有用だと思えた。
そんな時、あるページが目に留まり、コメントをやり取りするようになった。その人が「あなたは、スターシードの感じがする」と私に言った。スターシード。初めて聞く言葉だった。日本語にすると、星の種。うむ。ならば、星野千種ってのは、どうだ。なんだか、自分の女性性を表しているみたいでいいんじゃないか、と思った。だったら、そんな者になりすまして、自由になんか書いたらおもしろいんじゃないか、と思った。調べてみると、この名前はありそうで、なかった。それで、始めたわけだ。私に名前をくれた人がAmebaで、それは簡単にブログが作れた。
こうして、ほとんど不可抗力でこれをやることになったのだ。
