いいか、よく聴け。
これから、危険だけれども
生き甲斐のあることを教える。
人間のなんたるか、社会のなんたるか、
知りたかったら、誰か、たった一人を
憎め。
誤解するな。スッと心に通せ。
生半可な気持ちでやるな。
真剣で、相手の心臓を突き刺した
向こうには、己の心臓がある、
くらいの熱烈さで、
相手の心にえぐりこめ。
さっぺらい先入観とか常識とかで
偉そうに裁いて好い気になってあざけり笑い、
否定のための否定をしていたり、
恋なんかしてボォーッと遠巻きに眺めていたって
なにも見えぬ。
そいつはせいぜい
自分のバカさ加減をさらしたまでのこと。
己の信念をあざけっただけなのに、
他人をおとしめたくらいに勘違いしている
ふ抜けの、ヌケサク野郎だ。
めんたまひんむいて、
耳かっぽじって、
そいつの隠していること、
弱いところを全部、
白日の下にさらせ。
これが、お前だ、と。
遠慮なんかするな。
もっとも知られたくない、
マトリョウシカの奥の奥に
隠して、本人も忘れている
ような傷を暴きたてろ。
憎しみと愛はほんの紙一重だ。
共感と一体性から優しく伝えるなら、
愛。
決裂で放り投げるなら、憎しみ。
だが愛は、時に憎しみをも使う。
あえて何も言わないこともある。
愛と憎しみ。
どっちで観ても、
みえていることにはちがいはない。
相手の核心をえぐりだす。
愛がなんだか分からないのなら、
憎め! 憎め! 憎め!
危険だ。憎しみの初期は、
見えて来た相手の姿に恨みを持つ。
妄想をかきたてる。ふがいない生き方。
騙されてきた自分。相手を殺してしまいたい
衝動に駆られるかもしれない。
殺せ!
そいつは偽りの自分だ。
殺せ!
殺すのは自分の方だ。
もちろん、肉体の機能を停止させることではない。
本当の自分ではない自分を後生大事に
かかえて、それ故に生じる好ましくない
事態を嘆き、愚痴っている、
偽りの自分を抹殺しろ。
生きろ!
毎瞬ころして生まれよ。
生まれて育て!
包丁をつかんだその心を
ぐっと抑えろ。憎しみの心で堪(こら)えろ。
つまらぬ恨みなど、
憎しみの業火で焼き切れ。
憎しみは、
恨みの報復くらいでは収まらぬ。
苦痛を与えるくらいでは足りぬ。
肉をなくすくらいでは止まらぬ。
己の核心に迫ればせまるだけ、
相手の核心はみえてくる。
相手が憎くて仕方がないなら、
己の心を深く見つめ続けろ。
自分の隠し事は、世界中の人に
知られても構わない。
そう思えるほど、
己をえぐれ、さらけだせ。
まっぱだかになれ。どんな穴も
自分で開いて見せろ。どんな弱みも、
電子顕微鏡で拡大してまで見せろ。
相手に指摘される前に、自分でさらせ。
己の幼児性を直視しろ。
己の癖のみなもとを直視しろ。
己の価値観の形成過程を直視しろ。
己を己とならしめている信念の信念の信念を掘り返せ。
ついに、己がどんなに愛らしいか、認めろ。
そうしたとき、相手をとことん憎める。
お前の前では、相手はなにも隠せない。
もはや相手は、お前のてのひらの上で遊ぶおさなごにすぎない。
相手は、隠すことなどできないことを知る。
弱いところなんかなかったことを知る。
知るとは愛だと知る。
愛とは知ることだと知る。
知ったなら、言葉が要らなくなる。
核心の動きでわかるようになる。
こうして相手の核心を見抜いたなら、
どんなに嫌われようと画策しても、
愛されないわけがない。
憎しみがいつしか愛に変わったのだから。
最後に、笑え。
憎しみから始まった愛のフルコースのデザートは、
愉快な笑いだ。
これから、危険だけれども
生き甲斐のあることを教える。
人間のなんたるか、社会のなんたるか、
知りたかったら、誰か、たった一人を
憎め。
誤解するな。スッと心に通せ。
生半可な気持ちでやるな。
真剣で、相手の心臓を突き刺した
向こうには、己の心臓がある、
くらいの熱烈さで、
相手の心にえぐりこめ。
さっぺらい先入観とか常識とかで
偉そうに裁いて好い気になってあざけり笑い、
否定のための否定をしていたり、
恋なんかしてボォーッと遠巻きに眺めていたって
なにも見えぬ。
そいつはせいぜい
自分のバカさ加減をさらしたまでのこと。
己の信念をあざけっただけなのに、
他人をおとしめたくらいに勘違いしている
ふ抜けの、ヌケサク野郎だ。
めんたまひんむいて、
耳かっぽじって、
そいつの隠していること、
弱いところを全部、
白日の下にさらせ。
これが、お前だ、と。
遠慮なんかするな。
もっとも知られたくない、
マトリョウシカの奥の奥に
隠して、本人も忘れている
ような傷を暴きたてろ。
憎しみと愛はほんの紙一重だ。
共感と一体性から優しく伝えるなら、
愛。
決裂で放り投げるなら、憎しみ。
だが愛は、時に憎しみをも使う。
あえて何も言わないこともある。
愛と憎しみ。
どっちで観ても、
みえていることにはちがいはない。
相手の核心をえぐりだす。
愛がなんだか分からないのなら、
憎め! 憎め! 憎め!
危険だ。憎しみの初期は、
見えて来た相手の姿に恨みを持つ。
妄想をかきたてる。ふがいない生き方。
騙されてきた自分。相手を殺してしまいたい
衝動に駆られるかもしれない。
殺せ!
そいつは偽りの自分だ。
殺せ!
殺すのは自分の方だ。
もちろん、肉体の機能を停止させることではない。
本当の自分ではない自分を後生大事に
かかえて、それ故に生じる好ましくない
事態を嘆き、愚痴っている、
偽りの自分を抹殺しろ。
生きろ!
毎瞬ころして生まれよ。
生まれて育て!
包丁をつかんだその心を
ぐっと抑えろ。憎しみの心で堪(こら)えろ。
つまらぬ恨みなど、
憎しみの業火で焼き切れ。
憎しみは、
恨みの報復くらいでは収まらぬ。
苦痛を与えるくらいでは足りぬ。
肉をなくすくらいでは止まらぬ。
己の核心に迫ればせまるだけ、
相手の核心はみえてくる。
相手が憎くて仕方がないなら、
己の心を深く見つめ続けろ。
自分の隠し事は、世界中の人に
知られても構わない。
そう思えるほど、
己をえぐれ、さらけだせ。
まっぱだかになれ。どんな穴も
自分で開いて見せろ。どんな弱みも、
電子顕微鏡で拡大してまで見せろ。
相手に指摘される前に、自分でさらせ。
己の幼児性を直視しろ。
己の癖のみなもとを直視しろ。
己の価値観の形成過程を直視しろ。
己を己とならしめている信念の信念の信念を掘り返せ。
ついに、己がどんなに愛らしいか、認めろ。
そうしたとき、相手をとことん憎める。
お前の前では、相手はなにも隠せない。
もはや相手は、お前のてのひらの上で遊ぶおさなごにすぎない。
相手は、隠すことなどできないことを知る。
弱いところなんかなかったことを知る。
知るとは愛だと知る。
愛とは知ることだと知る。
知ったなら、言葉が要らなくなる。
核心の動きでわかるようになる。
こうして相手の核心を見抜いたなら、
どんなに嫌われようと画策しても、
愛されないわけがない。
憎しみがいつしか愛に変わったのだから。
最後に、笑え。
憎しみから始まった愛のフルコースのデザートは、
愉快な笑いだ。
