エンジェル商会 第二幕
第二幕 一場 街中
舞台中央 少年がぶつぶつ言いながら、歩いている。少年の肩にはアクオが乗っている。
少年の歩行を背景を動かして表現。少年は中央で足踏み。
そこにミカエル、少年の目の高さをパタパタ飛んでいく。
少年を通り過ぎようとした時、アクオ気づく。
「おい、ミカエルじゃないか、おい」
「しつれい」
ミカエル、見もせずに通り過ぎようとする。
「おーい、えらくごあいさつじゃないか?」
それを聞いたミカエル止まる。
「あいかわらず、ヒマそうだな」
「いいえ。忙しくってよ」
「あーっはははははは。客をさがすのに、だろ?」
「まあ。フン! もう、行きます」
「まてよ、ミカエル。おまえも、転職したら、どうだ? ウチには仕事がたくさんあるぜ」
「いいえ。けっこうです」
きっぱり言って、ミカエル舞台下手に消える。
少年の声が聞える。
「ぼくは、ぼくは、ぼくは神に選ばれた特別なにんげんなんだ」
「ああ、そうだ。お前は神に選ばれた人間だ」アクオが追従する。「お前は誰よりも神聖なんだ」
「ぼ、ぼくにしかできないことがある」
「そうだ、お前にしかできないことがある」アクオが追従する。「他のやつあ~見て見ぬふりだ」
「ぼくが世界を救うんだ」
「そうだ、お前が世界を救うんだ」アクオが力を込めて付け加える。「他のやつあ、みんな自分のことばっかりがかわいいんだ」
「悪いやつをみんな滅ぼさなくてはならない」
「そうだ、お前ならできる。めっためったにしてやれ」アクオ、こぶしをふりあげる。「容赦するこたあねえ。見つけ次第、むごたらしく痛めつけて、根絶やしにしちまえ」
そこに、クラスメイトの女の子二人が下手から現れ、通りかかる。
「あ、ソラくんじゃない。こんにちわ」
少年、じっと女の子を見る。
「きみたち、なんだい、その髪につけている物は?」
「あ、あ、これ? これは、リボンよ」
「リボン? 小学生がそんな物、頭につけていいのかい?」
「あ、そう?」女子生徒1,弱々しくそう言って、リボンを取ろうとする。それを制して女子生徒2、怒った口調で言う。
「べつに、いいじゃない。そんなのこっちの勝手でしょ」なにケチつけてんのよ、とぶつぶつ言う。
「そんな物つけてると、いまにああなるぞ」
と、向こうを歩いている、ストラップをたくさんつけて携帯電話で話しながら歩いている、髪の毛を金色に染めてリボンをたくさんつけている顔の黒い唇の大きな女の人を指す。
「それから、なにを持ってるんだ?」女子2に向かって言う。
「あ、これ、携帯じゃない」
「小学生がそんなもの持ち歩いていいのか?」
「これは、防犯ブザーよ、電話つきの」
「携帯電話にはちがいないじゃないか」
「なに、言っているのよ」女子2怒る。
「そんな物つけてると、いまにああなるぞ」
と、向こうを歩いている、ストラップをたくさんつけて携帯電話で話しながら歩いている、髪の毛を金色に染めてリボンをたくさんつけている顔の黒い唇の大きな女の人を指す。さっきの女性が再び登場。(ここは、笑いを取る)
「もう、いこう、いこう」女子2、女子1をうながす。
「あ、う、うん」女子1気落ちしたように返事。女子2が、あんな子だと思わなかったね、ソラくんて、もっと優しい子かと思った。などとぶつぶつ言う。
二人が上手に消える。
アクオ、二人を見送ったあと、上機嫌で言う。
「あーははははは。どうだ、たいしたもんじゃないか。勇気があったぞ、ソラ。ひとつひとつ、じみち~に悪をつぶしていかねばならんな。それが、お前の使命だ」
「う、うん」
「よーし。次の現場に急行だ。正義のふみにじられている所におれが連れていってやる。あっちだ」
アクオ、下手の方を指す。暗転
第二幕 一場 街中
舞台中央 少年がぶつぶつ言いながら、歩いている。少年の肩にはアクオが乗っている。
少年の歩行を背景を動かして表現。少年は中央で足踏み。
そこにミカエル、少年の目の高さをパタパタ飛んでいく。
少年を通り過ぎようとした時、アクオ気づく。
「おい、ミカエルじゃないか、おい」
「しつれい」
ミカエル、見もせずに通り過ぎようとする。
「おーい、えらくごあいさつじゃないか?」
それを聞いたミカエル止まる。
「あいかわらず、ヒマそうだな」
「いいえ。忙しくってよ」
「あーっはははははは。客をさがすのに、だろ?」
「まあ。フン! もう、行きます」
「まてよ、ミカエル。おまえも、転職したら、どうだ? ウチには仕事がたくさんあるぜ」
「いいえ。けっこうです」
きっぱり言って、ミカエル舞台下手に消える。
少年の声が聞える。
「ぼくは、ぼくは、ぼくは神に選ばれた特別なにんげんなんだ」
「ああ、そうだ。お前は神に選ばれた人間だ」アクオが追従する。「お前は誰よりも神聖なんだ」
「ぼ、ぼくにしかできないことがある」
「そうだ、お前にしかできないことがある」アクオが追従する。「他のやつあ~見て見ぬふりだ」
「ぼくが世界を救うんだ」
「そうだ、お前が世界を救うんだ」アクオが力を込めて付け加える。「他のやつあ、みんな自分のことばっかりがかわいいんだ」
「悪いやつをみんな滅ぼさなくてはならない」
「そうだ、お前ならできる。めっためったにしてやれ」アクオ、こぶしをふりあげる。「容赦するこたあねえ。見つけ次第、むごたらしく痛めつけて、根絶やしにしちまえ」
そこに、クラスメイトの女の子二人が下手から現れ、通りかかる。
「あ、ソラくんじゃない。こんにちわ」
少年、じっと女の子を見る。
「きみたち、なんだい、その髪につけている物は?」
「あ、あ、これ? これは、リボンよ」
「リボン? 小学生がそんな物、頭につけていいのかい?」
「あ、そう?」女子生徒1,弱々しくそう言って、リボンを取ろうとする。それを制して女子生徒2、怒った口調で言う。
「べつに、いいじゃない。そんなのこっちの勝手でしょ」なにケチつけてんのよ、とぶつぶつ言う。
「そんな物つけてると、いまにああなるぞ」
と、向こうを歩いている、ストラップをたくさんつけて携帯電話で話しながら歩いている、髪の毛を金色に染めてリボンをたくさんつけている顔の黒い唇の大きな女の人を指す。
「それから、なにを持ってるんだ?」女子2に向かって言う。
「あ、これ、携帯じゃない」
「小学生がそんなもの持ち歩いていいのか?」
「これは、防犯ブザーよ、電話つきの」
「携帯電話にはちがいないじゃないか」
「なに、言っているのよ」女子2怒る。
「そんな物つけてると、いまにああなるぞ」
と、向こうを歩いている、ストラップをたくさんつけて携帯電話で話しながら歩いている、髪の毛を金色に染めてリボンをたくさんつけている顔の黒い唇の大きな女の人を指す。さっきの女性が再び登場。(ここは、笑いを取る)
「もう、いこう、いこう」女子2、女子1をうながす。
「あ、う、うん」女子1気落ちしたように返事。女子2が、あんな子だと思わなかったね、ソラくんて、もっと優しい子かと思った。などとぶつぶつ言う。
二人が上手に消える。
アクオ、二人を見送ったあと、上機嫌で言う。
「あーははははは。どうだ、たいしたもんじゃないか。勇気があったぞ、ソラ。ひとつひとつ、じみち~に悪をつぶしていかねばならんな。それが、お前の使命だ」
「う、うん」
「よーし。次の現場に急行だ。正義のふみにじられている所におれが連れていってやる。あっちだ」
アクオ、下手の方を指す。暗転
