手を差し出してくれたAeちゃんに応え、俺もAeちゃんの手を握り、出発。

エカマイからBTSでナショナルスタジアムへ。

そう、MBKだ。

Aeちゃんはずっと俺の手を握ったまま離さない。
なんかこんなのって良いよなぁ~♪

Aeちゃんを見ると、凄くニコニコしている。

さっきまで泣きそうな顔していたのに、今はこんなにニッコリしているのを見ると俺も嬉しくなる。

本当に天使みたいな子だ。

何を食べたいか聞くと、日本料理が良いそうで、Fujiに行く事にした。

お店に着くまで手をずっと離さないAeちゃん。エスカレーターに乗ってるとき、目が合うと凄くニッコリ微笑む。
こんな子、日本じゃ見た事も無い。

タイに来て良かったぁー!

Fujiで食事を終え、MBKを見て回る。

一階まで降りると、AⅡZが目に入ってきた。

そのままスルスルと店内へ。

Tシャツを物色中の俺。

Aeちゃんを見ると、Aeちゃんも物色中。

Aeちゃんが何回もTシャツを手に取り、胸にあて合わせている。

あぁ、これが好みなんだろうな。

自分のTシャツが決まり、レジへ。精算が始まり、直ぐに俺は、さっきAeちゃんがお気に入りのはずだったTシャツをとり一緒に精算してもらう。

Aeちゃんがそれを見てビックリした様な顔。

店を出て直ぐ、Aeちゃんに渡す。

Aeちゃんは慌てて財布を出しお金を取って渡そうと‥

俺はその手を抑え、プレゼントだからと伝えた。
Aeちゃんは貰えないと答えるが、昨日のお詫びだし、さっきそのTシャツずっと見てたでしょ?と聞くと、恥ずかしそうにウンとうなずいた。

だからプレゼントしたいのだと言うと、彼女はワイをして受け取った。

Tシャツ一枚でこんなに喜んで貰えるなんて、逆に俺が嬉しいよ。


そろそろ夕方なので、一旦ホテルへ帰る事にした。

電車がだるいので、タクシーで帰ろうと提案したが、Aeちゃんは渋滞が凄いよと言う。

しかし、俺はそれを押し切ってタクシーに乗った。

‥が!

案の定、渋滞に(泣)

Aeちゃんと目が合うと、彼女はクスクス笑い出し、 私はタイ人だから渋滞になるのは分かってると言った。

俺も笑うしかなかった(笑)

少しして、俺があくびをすると、Aeちゃんが俺の顔を両手で持ち、自分の膝の上に持って来た。

ビックリしたが、彼女はジェスチャーで、私の膝で寝なさいと言っている。


続く‥

ホテルへ戻り、シャワーを浴びてTVを見ながらAeちゃんからの電話を待つ‥

ここからベッドに横になり、俺の妄想が始まる。
ご飯食べた後、Aeちゃんは帰るのかな?

いやいや、自分から食事に誘うのだから帰りたくないとか言うかも‥エヘヘ(o^v^o)

いや待てよ、もし恥ずかしがってたりしたら、俺から部屋に誘うべきかも‥

もしかして、そんな事言ったら嫌われるかも‥

どうしたものか‥


しかーし!

気が付くと、時すでに遅し‥

ガーン( ̄□ ̄;)!!

朝だよ!

寝てしまってた。

慌てて携帯をみると、Aeちゃんから着信がイッパイ。

直ぐに電話をする。

すると、物静かな声で「ハロー‥」とAeちゃん。
俺は昨日寝てしまった事を伝え、謝る。

すると、物静かな声で後で部屋に来ると言っている。

俺も分かったと答え、電話を切る。

やべ~、可哀想な事した。声がかなり沈んでた。
どうしたもんだ。と考えても特に言い訳もしようが無いので謝るしかないな。

それから数時間経ち‥

ベッドでウトウトしていると携帯が鳴った。

ホテルへ着いたらしいので部屋へ上がって来るように言うと、間もなく部屋をノックする音が‥

開けるとAeちゃんが立っていた。

軽くニッコリ、ワイをするAeちゃん。

ソファーに座らせ、冷蔵庫からミネラルウォーターを出してAeちゃんにあげる。

とりあえず、Aeちゃんに謝る。

彼女は大丈夫と答えるが、顔をみると今にも涙が目からこぼれ落ちそうだ。

昨日の一部始終を俺は話して、もう一度謝った。
彼女は納得してくれたみたいでニッコリ笑った。
その時、彼女の目からこぼれ落ちそうだった涙がこぼれた。

それを見た瞬間、Aeちゃんをギュッと抱きしめてしまった。

あ~、やっちまった。


‥しかし、Aeちゃんもギュッとしてくる。

これはもしかして‥

更に、Aeちゃんの顔に近づく俺の顔。

Aeちゃんもそれに気づき、目を閉じた。

とうとう、キスしてしまった。

その後、顔を見合わせ静かにAeちゃんとニッコリ。

Aeちゃんが震えてるのがわかる。

怖いのかと聞くと、嬉しいのだと言う。あと凄く恥ずかしいのだと。

Aeちゃんが、俺の事を好きだと言ってくれた。

俺も同じ気持ちだった。

Aeちゃんが昨日食事に行く約束だったから、行かないかと言う。

勿論と答えると、彼女は俺に手を差し出した。


続く‥

MBKに着き、色々見ながら二人で歩く。

すると、オカマっぽい男の店員が声を掛けてきた。

なんか色白になれるクリームの販売みたいだ。

二人とも足を止めて説明を聞く。

しかも、オカマっぽい店員は彼女の手を持って、クリームを塗りながらマシンガントークを始めた。

俺の方を向いてタイ語で一生懸命説明している。

‥何言ってるかさっぱり。

俺が彼女に何言ってるか聞いた瞬間、オカマ店員はビックリしていた。

どうやら俺をタイ人と思ってたらしい。

タイに来て初めてタイ人間違えられた(笑)

店員は俺を見ながら彼女と話す。

彼女も受け答えする。

何話してるか聞いたら、Aeちゃんは小さい声で、あなたの彼氏か?と聞いていると言う。更にオカマ店員は俺の事がタイプらしい。

オカマのタイプはどうでも良いが、Aeちゃんの彼氏について、Aeちゃんが何と答えたのか気になる。

でも、こっちも恥ずかしいから聞けない。

しょうがないので話しをそらし、色白に興味あるのか聞いてみたら、凄く興味あるらしい。

値段を聞いたら500バーツだったので、買ってそのままAeちゃんに渡した。

すると、ビックリした顔で、要らないと返してきたが、無理矢理渡した。
彼女は嬉しそうに、ワイをして、どうもありがとうと言った。

いいんだよ、Aeちゃんは可愛いんだから。

そして、二人でまた手を繋ぎながら服などをみた。

あっという間に時間が経ち、Aeちゃんに仕事行かなくて良いのか聞いたら、行きたくないみたいだ。 でも行かなければいけないそうで‥

俺はお店にお客で行こうかと、提案したがAeちゃんはお金を使わせたくないから遠慮するそうだ。

そうか、分かった。

外へ出て、彼女をタクシーに乗せようとしたら、彼女が仕事が終わったら食事でもどうか?と提案してきた。

それも良いかな。
俺は彼女に携帯の番号を教えて、彼女を見送った。

そして、ホテルへ戻りTVを見ていたが、Aeちゃんの事ばかり考えているとテンションが上がってじっとしていられない。

俺は出掛ける事にした。

タクシーに乗り、到着したのは‥

ソイカウボーイ‥

まだ、女の子と遊びたいんかい!

‥違うんです(汗)

Aeちゃんの事考えすぎてどっぷりと彼女に浸かってしまうのもヤバいと思うし、この悶々とした気持ちの発散なんです(汗)
二時間程楽しんで、ホテルへ帰還。


続く‥