目指すは中国共産党?自分の主張に反する者は『分断勢力』 | 上下左右

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台湾の早期TPP加入を応援する会の代表。
他にも政治・経済について巷で見かける意見について、データとロジックに基づいて分析する・・・ことを中心に色々書き連ねています。

何かトンでもないことを言い出しました。
あまりにもあまりな内容なので流石に指摘しておきたいと思います。

<引用①(改行は省略)>

民主制の研究で著名なスティーブン・レビツキー教授(ハーバード大学)は、1990年代の下院議長、ニュート・ギングリッチの登場以降、政治家が意見の違いを認め合う「規範」が崩れ、二大政党の政治家や支持者の「敵対関係」が加速したと指摘しています。

 なぜ、規範破りが始まったのかと言えば、実はそれが「政治的に有効」だったためです。

 政治的に有効であるからこそ、両党の政治家があしざまに罵り合い、支持者は相手方に恐怖、憎悪を持つようになっていった。

 国民を分断することで、政治力を高める。何かに、似ていませんか?

 そうです。自民党や大阪維新の会など、多くの既成政党の政治家が手を染めた「ルサンチマン・プロパガンダ」あるいは「恐怖プロパガンダ(Appeal to fear)」と、ほぼ同じなのです。

<引用①終わり>


「恐怖プロパガンダ(Appeal to fear)」って、
それはTPPお化けやモンサント法やらを主張してるご自身のことでは?
少なくとも三橋氏と違って自民党や大阪維新ら為政者側が『これを実行しないと日本(大阪)は破滅するんだ!』と主張したことは無いと思います。大袈裟に物事を主張して日本を分断しようとしているのは、明らかに三橋氏やその一派でしょう。

<引用②>

 日本でも、バブル崩壊後でしょうか、いきなり「既得権益」「利権団体」といったバズワードが「政治」で多用されるようになりました

 既得権益、や、利権団体、といった言葉は大変便利で、何しろ誰をも「敵」に設定することが可能です。

 そもそも、既得権益とは、社会的集団が歴史的経緯により維持している権益であるため、「日本国民であること」もまた、立派な既得権益になります。

 利権にしても、「利益を得る権利」でございますから、ビジネス契約を交わした法人、個人は全て「獲得」していることになります。

 この種の抽象的なワードに「悪」「ネガティブ」な言霊を乗せ、繰り返し「レッテル貼り」をすることで、既存の「既得権益」とやらを破壊し、竹中平蔵をはじめとするグローバリストたちが「新たな既得権益」になっていった。これが、90年代以降の日本の政治の大まかな流れです。

<引用②終わり>

この種の抽象的なワードに「悪」「ネガティブ」な言霊を乗せ、繰り返し「レッテル貼り」をする』行為を批判していますが、そのわずか数語先で『グローバリスト』という抽象的なワードに「悪」「ネガティブ」な言霊を乗せ、「レッテル貼り」してますよね?自分自身が批判している行為を同じ文の中でそのままやってのけるというのは高度なギャグなのでしょうか。私には笑いどころがサッパリ分かりませんが。
また、バブル以降に分断が始まったかのような書きぶりですが、『成田闘争』『学生運動』が盛んだった頃の日本の分断はこんな生易しいものではありませんでした。

民主国家である以上、対立意見の表出は必ずあります。それでも日本は流血を伴うような激しい対立があった時期を乗り越え、成熟した民主国家になりました。今日本で起こっている腕力を伴う政治的な事件など、道路等を不法に選挙する輩を排除するとき程度でしょう。一昔前の大阪城公園のホームレス排除と変わりません。
三橋氏の意見はどれほど甘く見ても事実誤認とブーメランであり、分断を許さないという姿勢を重視すれば『日本の政治的意見は統一されるべき』であり、当然『その意見とは自分の主張である』ということになります。
まるで中国共産党の世界です。
恐らくは彼は今の自分の主張が政府寄りではないことを自覚し、自分に批判的な意見は「悪」「ネガティブ」な言霊を乗せ、繰り返し「レッテル貼り」ただけの無根拠な決め付けだと言いたいのでしょう。しかしこの姿勢は意見の違いを認め合う「規範」を崩すだけです。
すでに事実誤認をコメント欄で指摘されるとコメントを削除したうえにアク禁にするなど言論統制には余念のない人物ですが、思想がドンドン中国共産党寄りに染まってきているように感じます。