あぁ、なんてまっすぐな、瞳で

私の頬をなでてくれたの
泣いてるのが分かったの?
元気だしてって言ってくれたの?




泣き出した
出てきたものは止まらなかった

自分でもなぜだか分からない
なぜこんなに出てくるのか分からない
頭は考えてるのに
分からない、いまも分からない


そばにいたキミ
私になでられ寄り添っていたキミ

泣き出して、私の手が離れた

私を見上げた
私の周りを、体を、クンクンして
私の顔を見た

可愛い瞳
まっすぐな、瞳
なんの汚れもない
愛くるしい、純真な、瞳


キミに見つめられて
私は、止まらなくなった
嗚咽した

自分なのに、分からない
頭が、なにか、なぜか、考えてるけど
なにを考えていたか、分からない
どうしようと、思った
それは分かった

子どものように
いっきに出てきて
あぁ、私、
すごい恥ずかしい泣き方をしてる

親も、いるのに止まらない

お母さんは、私を抱き締めて
一緒にかがんで、向き合って
大丈夫、大丈夫と何度も言って

元気になるんでしょう、って
充分、頑張ってるでしょう、って
私の背中を
しわのある手で何度もさすって
頬と頬をくっつけて
一緒に、泣いた
泣かせてしまった


キミは
泣き出した私の顔を舐めた
いっしょうけんめい、背伸びして
いっぱい、いっぱい、
もう、舐めるところがないくらい
いっしょうけんめい、顔いっぱい
手も、首すじも、頬も、鼻も、口も、耳も
ぜんぶ、ぜんぶ、舐めてくれて

嗚咽のなか、キミの目を見た
すっごくきらきらしてた
大きな、クリクリのおめめ
まっすぐに、私の目を見てた

どうして舐めてくれたのか、分からない
励ましてくれてるのかな、なんて
思いたいのは私のわがままかも知れない


でもね、これだけは本当かな、って

だいすきだよ、って
思ってくれてるように思ったの

ボクは愛されてるよ、って
なんの疑いもない、その目がね
まっすぐで、ほんとに綺麗でね

ボクもだいすきだよ、って
私も愛されてるのかな、って
こんなにも、純粋に、
私を見つめてくれていてね



そっか
私、こんな感情が欲しかったんだ
誰かに、求められてる
誰かに、必要とされてる
ちゃんと、愛されてる
ちゃんと、向き合ってくれてる

そんな風に、思って欲しいって
思ってたんだ
すごく、寂しかったんだ

そんな気持ちに気付いたんだ



2019年1月14日(月)

キミがね、いっしょうけんめい
ぺろぺろ涙を拭いてくれたこと
顔中よだれでいっぱいになったけど
すごく嬉しかったこと

こんなに綺麗な瞳だと
初めてこんなに思ったこと

ずっとずっと忘れない

可愛くて、だいすきで、たまらないよ

お姉ちゃんのこと、ずっとずっと
好きでいてね










愛犬へ、感謝を伝えたくて書きました

そして、お父さん、お母さん、
ごめんなさい
本当にごめんなさい

誰よりも愛しています