先週末の野球、ソフトボールについてメモを残し忘れていました。
土曜のソフトボールは集まった人員の都合上、二塁に入りました。
前週の左翼に続いて無失策、守備機会は三度(ゴロ2、小飛球1)、内野では漸くの無失策となりましたがセンターラインを早く若い人に担ってもらえるようにしたいものです。
打撃の方は水曜の練習で背中に送球を受けた影響が腰に出て、左打席に立つのが難しかったのも加わり、右打席に立ちましたが、三打数一安打でした。
日曜の野球はホームゲームで選手が13名、特に二三遊の若手三名が全て集結していましたので、「オシ、今日は出番ないな」と確信しましたので、自分の調整がてら試合前の打撃練習で打者8人に240球を投げました。
試合開始直前に入団希望の17歳の韓国人青年が現れ、投手を希望という事だったので試合中に私がブルペンで暫く球を受けましたが…戦力となるには少なからず時間がかかりそうです。
試合の方は惨敗。エースピッチャーが来ていたのに先発登板させなかったベンチの大ミスです。(ま、今更驚きませんが。)
試合後、チームキャプテンと呼ぶに相応しい22歳の青年が帰り支度をしていた私とカミさんのもとへやってきました。こんな事は初めてです。
彼は真剣に私に問いました。
「俺たちはどうしたらいいんだろうか?」と。
私は率直な意見を伝えました。
「今日の相手はトップチームだったが、ホームランは一本も打たれていない。だから君たちと彼らに試合結果程の大差はない。勝つチャンスさえもある。が、出来るのにやっていない事と、練習すべきかつ練習で改めるべきなのにしていない事がある。これが今日までの大敗続きの原因だ。」
彼はとても熱心で是非詳しく聞かせて欲しいと言うので、できるだけ端的に伝えました。
「エースと呼ぶに相応しい投手がいるのだから毎試合彼に出来るだけ来てもらい、必ず先発登板してもらう事。60-80球は行ってもらう。」
「投手には二種類いる。制球力のある投手とそうでない投手。(この日先発して試合を早々に壊してしまった若者は)後者なので、登板させる際は真ん中めがけて投げさせれば良いし、捕手がそのように意図してリードしてやらないといけない。3球のうちストライクを2つ投げる、これが今のリーグレベルでは投手に必要な全てだ。」
「内野手はとにかくダブルプレーの練習をする事。例え二つ取れなくても先の塁でアウトにとれる事で失点が必ず減る。」
「加えて、外野手は高すぎる送球で無駄な進塁、打者走者の二進を再三再四に渡って許し、これが失点の増加につながっている。また、確実に捕球しなくてはいけない飛球を逃している。」
「ノックの打球と打撃練習の打球では打撃練習の打球の方が確実に打球が速く強いが、ここの選手はその打撃練習の打球を守備練習に生かしていない。オチャラけたり単に球拾いの時間にしてしまっていて実にもったいない。打撃練習の時こそ最良の守備練習の時なのだから真剣に打球を追うべきだ。」
こういった事を伝えるとその後彼は若手の中心選手数名とまだまだ語り合っていました。
週が明けて、火曜の練習に赴くと彼が既にコーチ二名と語りあったようで、この日の練習はダブルプレーの練習に割くという事になっていました。
私は最初は暫く彼らのプレーを観察しましたが、上手くいかない原因が二遊間の選手のポジショニングにあると指摘し、その後確実性とスピード感が増して格段に良くなりました。
このチームリーダーたる22歳の青年は非常に貪欲で、木曜の打撃中心の練習の際にも気付いた事があったら教えてほしいと言ってきました。
私は既に気付いていた彼の打撃フォームの特徴に起因するポイントを数点指摘するとこれをすぐに吸収してこれまでとは見違えるような打球を飛ばし始めました。
このチームには二人ほど打撃でも守備でもプロへ挑戦できそうな選手がいますが、この青年は彼らに次ぐ位置にあると言えるでしょうか。グラブ裁きに弱点がありますが、打撃に関しては良いものを持っています。
他、ソフトボールに数名、才能を感じさせる少年たちがいますので、それらも含め今後機会があれば、紹介する事と致しましょう。