｢LINEヤフー株式会社｣と｢LINE Pay株式会社｣はモバイル送金･決済サービス｢LINE Pay｣の日本でのサービスを2024年9月から順次終了、2025年4月30日(水)を以って全サービスを終了すると発表した。
｢LINE Pay｣を取り巻く環境の変化、｢LINEヤフー｣のグループとしての最適な経営資源の配分等を検討した結果、国内の送金･決済サービスを｢PayPay｣に一本化する事とした。
尚、｢タイ｣や｢台湾｣での｢LINE Pay｣のサービスは2025年4月30日(水)以降も継続するがこれらの地域における一部加盟店での日本の｢LINE Pay｣の利用はサービス終了以降、出来なくなる。
サービス終了スケジュールは以下の通り。
(1)2024年9月上旬頃
送金･送付のサービスを終了
(2)2024年11月下旬頃
日本での新規ユーザー登録終了
｢LINE Pay｣の単体アプリの提供終了
(3)2025年1月頃
Visa LINE Payプリペイドカード｢LINEプリぺ支払い｣のサービスを終了
(4)2025年3月下旬頃
｢LINE Pay｣の残高チャージ(銀行口座、セブン銀行ATM、ローソンATM、ファミリーマートマルチコピー機)終了
(5)2025年4月下旬頃
各支払いサービス(コード、オンライン、請求書払い)終了
チャージ＆ペイ終了
各履歴閲覧(支払い、入出金、送金、利用レポート)終了
｢LINE Pay｣の残高の出金サービス終了
銀行振込サービス終了
Visa LINE Payクレジットカード｢LINEクレカ｣、｢LINEクレカ(P+)｣終了(ショッピングはカードの有効期限まで利用可能)
｢LINE Pay｣のサービス終了後に残った残高は全ユーザーに払い戻しを行うが｢PayPay｣への残高移行が出来る機能も提供予定で詳細は2025年2月末までに発表する。
｢LINE Pay｣は2014年12月にサービスを開始、2024年5月時点での日本での登録者数は4400万人を超えていた。
一方、｢PayPay｣は2018年10月にサービスを開始、直近の登録者数は6400万人を超え、スマホ決済の最大手となっており、｢LINE Pay｣の存在感は年々低下していた。
尚、｢LINE Pay株式会社｣から｢PayPay｣社への事業譲渡は行わないが、一部の事業は｢LINEヤフー株式会社｣に継承する。