2023 ホープフルS 結果 G1昇格7年目。クラシックに直結するもう一つの2歳戦! | 趣味のブログ

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競馬(JRA・G1が中心)、カラオケの採点(精密採点、全国採点GP)、メダルゲーム(最近はスターホースのみ)好きです。特に簡単な事はTwitterで呟いてます。テレビ出演されているアマチュア歌い手も応援したいです。

今年の最後の中央競馬開催。

そして、今年最後の重賞レースは2017年からG1に格上げされたもう一つの2歳G1「ホープフルステークス」。

今年でG1昇格から7年目を迎えた。

来年の牡馬クラシック三冠の初戦である「皐月賞」と同じ舞台で行われるレースである。

今年はフルゲートの18頭が参戦予定だったが前日に「サンライズアース」、当日に「ゴンバテカーブース」が出走取消となり、16頭立てとなった。

人気は新馬勝ちから「京都2歳S」(G3)の無傷2連勝で重賞初制覇となった「シンエンペラー」と新馬勝ちから「アイビーS」(リステッド)で3着の「レガレイラ」が揃って1番人気に。

同じく新馬勝ちから「東京スポーツ杯2歳S」(G2)で4着の「ショウナンラプンタ」が3番人気に推された。

他に前人未到の平地G1完全制覇を狙う「武豊」騎手鞍上の「センチュリボンド」は4番人気に。

単勝10倍未満は3頭、10倍以上20倍未満は4頭となり、上位はやや混戦模様に。

果たして、もう1つの2歳王者の称号を手にするのはどの馬か?
(下にスクロールすると続きが読めます)
































































レースはスタートで大外の「ミスタージーティー」が外によれる事に。

3頭が前に出て来ての先行争い、「ヴェロキラプトル」と「アンモシエラ」が並んで1コーナーをカーブ、1馬身離れた3番手に「サンライズジパング」、ほぼ並んでの内側に1番人気タイの「シンエンペラー」、外に3番人気の「ショウナンラプンタ」、それから「ウインマクシマム」、「インザモーメント」、「タリフライン」、1馬身差の中団に「シリウスコルト」と「ディスペランツァ」と「センチュリボンド」、2馬身離れて後方にかけては「アドミラルシップ」、「ミスタージーティー」、1馬身差で1番人気タイの「レガレイラ」、後方2番手に「テンエースワン」、最後方から「ホルトバージ」いう隊列になった。

前半1000m通過は60秒0で平均的な流れ。

「ヴェロキラプトル」が先頭で3コーナーへ、2番手に「アンモシエラ」、3番手に「シンエンペラー」、中団からは「サンライズジパング」らが動き、「レガレイラ」は馬群の中を通って追い上げを開始、4コーナーでは先頭から後方にかけて馬群が凝縮するも「ショウナンラプンタ」がコーナーワークで外に膨れた影響で他に何頭かも外に振られる事になった。

最後の直線に入ると「ヴェロキラプトル」が後退、変わりに「シンエンペラー」が先頭へ、2列目内から「シリウスコルト」らが脚を伸ばし、外からは「サンライズジパング」も伸び、更に大外から「レガレイラ」が猛追して来た。

残り200mを過ぎて先頭は完全に「シンエンペラー」となったが、外から「レガレイラ」の末脚が強烈、「サンライズジパング」と共に前との差を詰め、坂を駆け上がった後は「レガレイラ」が「シンエンペラー」を悠々と差し切り、先頭でゴールイン!

前走の「アイビーS」(リステッド)で3着から巻き返しで重賞初出走初制覇がG1となった。

牝馬の制覇は1991年に牡馬混合戦となった「ラジオたんぱ杯3歳S」(G3)時代を含めて史上初。

新種牡馬「スワーヴリチャード」産駒はJRAG1初制覇。

鞍上の「クリストフ・ルメール」騎手は2016年の「レイデオロ」以来で同レース4勝目(G1昇格後初制覇)。
G1は今年の「ジャパンC」の「イクイノックス」に続いて今年7勝目。
更に「武豊」騎手に次ぐ史上2人目の通算50勝目とした。

同馬を管理する「美浦」の「木村哲也」調教師は同レース初制覇。
G1は今年の「ジャパンC」の「イクイノックス」に続いて今年4勝目で通算8勝目とした。

2着に「シンエンペラー」(1番人気タイ、牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)、3着に「サンライズジパング」(13番人気、栗東・音無秀孝厩舎)が入り、3連単は5万馬券と紐荒れの結果となった。

一方で「ショウナンラプンタ」(3番人気、牡2歳、栗東・高野友和厩舎)は7着に敗れた。

また、史上初のJRA平地G1完全制覇が懸かった「武豊」騎手鞍上の「センチュリボンド」(4番人気、牡2歳、栗東・庄野靖志厩舎)は14着に敗れ、歴史的偉業の瞬間は再び来年に持ち越しに。

JRAG1史上初のJRA所属女性騎手競演となった「藤田菜七子」騎手鞍上の「アンモシエラ」(4番人気、牡2歳、栗東・松永幹夫厩舎)は15着、「今村聖奈」騎手鞍上の「ホルトバージ」(16番人気、牡2歳、栗東・寺島良厩舎)は11着にそれぞれ敗れた。

尚、「タリフライン」(8番人気、牡2歳、栗東・古賀慎明厩舎)は馬体の故障発生により、最後の直線で競走中止、「両腸骨」の骨折と診断され、安楽死処分となった。

レース結果はこちら

今年の「ホープフルS」の馬券の売得金(売上げ)は141億418万6100円(発売総額171億288万900円、返還29億9869万4800円)(前年比85.8%)を記録。
レース史上最高売上げとなった164億4150万5500円から約23億円のダウンとなった。
ただ、発売総額からの比較では昨年より約7億円アップの売り上げレコードとなっていた。

冒頭でも申し上げたが今年の中央競馬は本日を以て全日程が終了、来年は1月6日(土)からでいきなり3日間開催での幕開けとなる。

ただ、地方競馬では29日(金)に「大井競馬場」でダート競馬の集大成となる地方競馬の統一G1「東京大賞典」が行われる。

今年の競馬はまだ終わらないのだ。