「IR」(Integrated Resort、統合型リゾート)について「岸田文雄」首相、「斉藤鉄夫」国土交通相が14日(金)、首相官邸で開かれた政府の「IR推進本部」の会合で「大阪府」と「大阪市」の整備計画を国内で初めて認定した。
同整備計画では「大阪湾」の人工島「夢洲」(ゆめしま)に「カジノ」や「国際会議場」等をつくり、2029年秋~冬の開業を目指している。
費用は初期投資で約1兆800億円に上り、来訪者数は年間約2000万人を見込んでいる。
審査では国内外からのアクセスの良さや、訪日観光客の増加が見込まれる事が評価されたとみられる。
今後、カジノ免許付与等の手続きが進めば国内初の「カジノ」が誕生する。
「IR」に至っては2018年に「IR実施法案」が「国会」で成立、そこから5年近くが経ってようやくスタートラインに立てたところだ。
一方、同時に申請した「長崎県」の整備計画は同県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」の敷地内に誘致する計画だが集客力や資金調達等の面から、現段階での認定は難しいと判断されたとみられ、今後も継続審査となる。