「左肩」の治療で休養していた新人女性騎手「古川奈穂」(21歳、栗東・矢作芳人厩舎)が23日(木)、師匠の「矢作」調教師と共に「オンライン」で会見を開き、10月2日(土)から「栗東」での調教騎乗を再開、秋の「阪神競馬」開幕週の同9日(土)からレースに復帰する事を発表した。
復帰週には所属する「矢作」厩舎の「カイザーノヴァ」等、数頭の騎乗が予定されている模様。
「古川」騎手は今年3月6日(土)に「藤田菜七子」騎手(24歳、美浦・根本康広厩舎)以来、5年ぶりとなるJRA所属女性騎手として同じ新人女性騎手の「永島まなみ」(18歳、栗東・高橋康之厩舎)と共にデビュー。
デビュー週は未勝利に終わったが翌週の同13日(土)にJRA所属女性騎手では史上最速での初勝利を飾った。
その後、4週連続で勝利を飾り、JRA新人女性騎手のデビュー初勝利からの連続勝利週記録を更新。
4月10日(土)の「新潟」では23年ぶりに女性騎手3人が同じレースで顔を合わせ、同17日(土)にはJRA史上初の女性騎手3人が3着まで独占した。
その中で勝利を飾り、新人騎手単独1位となる6勝目を挙げ、順風満帆かと思われた。
しかし、同25日(日)の騎乗終了後、「左肩」に違和感を感じ、治療に専念する為、休養する事を発表。
5月11日(火)に手術を行い、その後は「リハビリ」と「トレーニング」を重ねていた。