青森県は9日(木)、新たに74人(青森市6人、八戸市33人、弘前保健所管内8人、五所川原保健所管内2人、上十三保健所管内7人、三戸地方保健所管内18人)の「新型コロナウイルス」の感染を確認したと発表した。
県内での感染者の累計が5008人となり、遂に5000人を越えた。
また、新規クラスター(感染者集団)も4件発生し、1日に発表する新規クラスターの件数としては過去最多となった。
三戸地方保健所管内では2件の新規クラスターが発生した。
1件は小学校で9日発表の11人を含む同管内や八戸市の10歳未満~10代計14人が同じ小学校で感染したとみられる。
知人、同居人ら関連も含めた感染者は計17人。
感染者は特定の学級が多くを占める一方、他学年にも感染者がいるという。
学校は6日(月)から休校しており、今後130人程度の検査を予定している。
同管内のもう1件のクラスターは職場で発生。
9日までに同管内と八戸市の10~40代5人、東北地方在住1人の計6人の感染が判明。
検査予定は職場関係者ら約220人を見込んでいる。
八戸市のクラスターも職場で発生した。
感染者は9日(木)発表の5人と4日(土)に感染が確認された1人の計6人で八戸市と上十三保健所管内の20~70代。
市内の同じ事業所のグループに所属している。
関連も含めた感染者は8人。
事業所の従業員は約50人でこのうち10人程度がグループで市外に車で移動して仕事を行っており、クラスターは同じグループ内で発生した。
青森市の新たなクラスターは理美容店で発生。
9日(木)発表の30~40代2人と8日(水)までに感染が確認された10歳未満~40代4人の計6人(いずれも青森市居住)がこの店の利用客または従業員という。
店は7日(火)から休業している。
9日(木)発表の新規感染者74人の内、経路不明の感染者は9人となっている。