2021年の上半期のダート王決定戦「帝王賞」(統一Jpn1)が「大井競馬場」で行われた。
今年はJRA勢6頭含む13頭立て。
馬場は「重」で行われ、2019年から3年連続となった。
2019年の覇者で昨年2着の「オメガパフューム」が1番人気に。
昨年の「チャンピオンズC」を制し、前走の「ドバイワールドC」で2着の「チュウワウィザード」が2番人気に。
今年の「川崎記念」と「かしわ記念」とG1·2連勝中で2011年の「フリオーソ」以来、11年ぶりに地方所属馬の制覇を狙う「カジノフォンテン」が3番人気に推された。
単勝10倍未満は5頭、10倍以上20倍未満は3頭となる大混戦となった。
果たして、上半期のダート王に輝くのはどの馬か?
道中、中団追走から最後の直線で内ラチ沿いから抜け出した「テーオーケインズ」(4番人気、牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎)が2着馬に3馬身差を付ける圧勝。
前々走の「名古屋城S」から3連勝でG1初制覇、重賞は前走の「アンタレスS」(G3)に続いて2連勝とした。
鞍上の「松山弘平」騎手、同馬を管理する「高柳大輔」調教師(栗東)共に同レース初制覇とした。
2着に後方から最後の直線で猛追した「ノンコノユメ」(10番人気、牡9歳、大井・荒山勝徳厩舎)、3着に好位追走から最後の直線で粘り強い走りの「クリンチャー」(6番人気、牡7歳、栗東・宮本博厩舎)が入り、馬連、馬単、3連複で10万超え、3連単は238万馬券の超波乱のレースとなった。
一方で上位人気馬は総崩れで「オメガパフューム」(1番人気、牡6歳、栗東・安田翔伍厩舎)は5着、「チュウワウィザード」(2番人気、牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)は6着、「カジノフォンテン」(3番人気、牡5歳、船橋・山下貴之厩舎)は10着にそれぞれ敗れた。
結果はこちら。
今年の「帝王賞」の馬券の売得金(売上げ)は42億9702万5800円(前年比146.7%)を記録。
これまで過去最高の売上げを記録した昨年の29億2995万8400円を大きく上回る売上げレコードとなった。
次回は3歳ダート王決定戦「ジャパンダートダービー」が7月14日(水)に「帝王賞」と同じ舞台で行われる。