前走「神戸新聞杯」を制した、ダービー馬「ワグネリアン」(牡3歳、栗東・友道康夫)が、出走予定だった「天皇賞秋」(G1、10月28日、東京芝2000m)を回避する事が明らかになった。
レース後、栗東で調整を続けていたが、疲れが抜け切らず、本調子ではないと判断された。
近日中に「ノーザンファーム天栄」へ放牧される予定で、今後については馬の状態を見ながら決められる。
「前走後、時計は出していましたが、なかなか疲れが取れず、乗っている助手からも『本来の走りではない』という話を聞きました。まだまだ先のある馬ですし、今は無理をする時期じゃないと判断して、大事を取って、今回は回避します」との事だ。
これで「天皇賞秋」は登録締切時の15頭から更に1頭減って14頭に。
15頭立ては2016年以来だが、14頭立てとなると2001年(13頭立て)までさかのぼる事になる。
そして、「ワグネリアン」が回避した事により、今年の「天皇賞秋」は俄か混戦ムードが漂って来た。