今週は「三歳牡馬クラシック三冠」の第1戦「皐月賞」。
無敗の2歳王者となった「ダノンブレミアム」が出走回避で混戦となった。
今年は16頭立て、2015年以来となるフルゲート割れ。
そして未明からの雨で馬場は「稍重」。
2012年以来の「良」以外での開催となった。
果たして、混戦の中、そこで待っていた結末とは?
レースはスタートから「アイトーン」(12番人気)、「ジェネラーレウーノ」(8番人気)、「ジュンヴァルロ」(15番人気)の3頭が激しい先行争いを繰り広げ、後方集団を大きく離す展開でハイペースとなった。
その集団から大きく離れた道中4番手でレースを進めた「エポカドーロ」(7番人気)は最後の直線で馬場中央を鋭く伸び、先頭集団の3頭を捕らえて抜け出し、そのままゴールに押し切った。
2着に2馬身差を付ける快勝でクラシック1冠目をもぎ取った。
「エポカドーロ」は初重賞制覇がG1「皐月賞」、前走はトライアルの「スプリングS」2着でそこからの「皐月賞」制覇は1980年の「ハワイアンイメージ」以来、3頭目
父「オルフェーヴル」の初年度産駒であり、初年度産駒の「皐月賞」制覇は2009年の「アンライバルド」(「ネオユニヴァース」産駒)以来、6例目。
鞍上の「戸崎圭太」騎手は「皐月賞」初制覇、G1は2016年の「ヴィクトリアマイル」を「ストレートガール」に騎乗、制覇して以来、7勝目。
管理する「藤原英昭」調教師も「皐月賞」初制覇、G1は9勝目となった。
そして、2着に「サンリヴァル」(9番人気)、3着に「ジェネラーレウーノ」(8番人気)が入る波乱の結末となった。
一方、上位人気馬は総崩れで「ワグネリアン」(1番人気)は7着、「ステルヴィオ」(2番人気)は4着、「キタノコマンドール」(3番人気)は5着、昨年の「ホープフルS」を制した唯一のG1馬「タイムフライヤー」(6番人気)も10着にそれぞれ破れた。
尚、5着までに入った馬には「日本ダービー」(5月27日開催、東京競馬場)の優先出走権が与えられた。
今年の「皐月賞」の馬券の売得金(売上げ)は178億3337万4400円(前年比94.5%)、「中山競馬場」の入場者数は4万2970人(前年比76.6%)と共にダウンした。
悪天候によるものと思われる。
結果はこちら。
来週はG1の中休みでG1開催は無いがそれに直結する重要な重賞が待っている。