1960年代の中国。飢饉のために親と離れざるを得なかった子供たちが、
養子となるため内モンゴルに送られた。
シリンゴル草原でつつましく暮らすチチグマは夫の反対を押し切り、
ジェンジェンとユーションの2人を家族に迎えた。母の大きな愛に包まれて子供たちは
モンゴル遊牧民として育つが、20年後、生みの親が生きていて自分たちを捜していることを知る。文化大革命の時代を背景に、たくましく懸命に生きる母と家族の物語。
母親を演ずる娜仁花(ナーレンホア)の好演が印象的。
2010年10月釜山国際映画祭でワールドプレミア。
2011年中国映画華表賞優秀女優賞(ナーレンホア)。
監督のニンツァイは内モンゴル自治区出身。俳優として「天上草原」などに出演した後、
2005年の「白い馬の季節」で監督デビュー。
砂漠化が進み、暮らしのありようが変化することに悩む遊牧民を自ら演じた。
映画製作会社の代表でもある。
