別れのこの時期に、予想外な別れも




最近はほとんど接点なかったし、

どうしようかすごく迷ったけど

思い切ってメールをしてみた

返信は期待せずに




丸一日と半分経った頃に一通のメール




出かける支度の真っ最中だったから

ひとまず携帯を鞄に放り込み家を出た



タクシーの中でメールをチェックすると

意外にまともな返信だった



そしてもっと意外だったのは

涙が込み上げてきたこと



タクシーの中でなければ

きっと泣いていたと思う



流れる景色を眺めながら

去年の夏に好きだった歌のフレーズを思い出した







“もしも二人出会えなければこんなふうに笑えなかった


 今年一番幸せなのは


 あなたのそばにいられたこと”






昼から降り続く冷たい雨はやむ気配もなく

窓越しに見える景色はぼやけたままだった