入山杏奈編
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夏休み最終日の夜、私がお風呂から上がると杏奈がリビングの窓を開け
外を眺めていた。
私の冨田ラボのCDをかけていた。曲はちょうど「ずっと読みかけの夏」だった。
外からは涼しい風が入ってきた。
「あらどうしたの?」とたずねると外を見たまま応えた。
「もう夏も終わっちゃうなと思って、、、。」
父「そうだな。」
杏「楽しかったな、、、。おばあちゃんち行った時。」
父「あー、岬から見た海。」
杏「そう、天気もよくて海も澄んでとっても綺麗で、水平線が、、、。」と言いため息をついた。
父「海水浴行くのに杏奈小学生みたく喜んじゃって、ばあちゃんちから水着着ちゃって。」
杏「ふふっ、、、。」とその時の自分を思い出して微笑んだ。
父「バーベキューもおいしかったな。」
杏「焼きとうもろこし。ホタテのバター焼き。イカ。それにデザートのメロン。そしてみんなでやった
花火。綺麗だったな~、、、。」
「え?何の話してるの??」と晩御飯の片付けの終わった妻が聞いてきた。
「今年の夏は楽しかったって話。なんか終わっちゃうのが寂しいなって。」と言いながら
その時初めて杏奈がこちらに振り返ったのだが、風呂上りにトランクス一丁で上は何も着ないで
扇風機を「強」で浴びている私を見て「んーーー!お父さんちゃんときがえてよ!!せっかく
いい気分だったのに、だいなしっ!!もう!!」と怒ってまた外を向いてしまった。
「それは失礼、、、。」と言い私はパジャマに着替えに部屋へ向かった。
すると妻は「そうだ、線香花火残ってるのやろっか?!」と花火とライターを持って杏奈に声をかけた。
「うん!やろっ!」っと笑顔に戻った杏奈は、行く夏を惜しんで花火を始めた。
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とても美人で物静かな印象ですけど「何もそこまで」のコントや「まりなってるニュース」での
明るく笑うあんにんもとても素敵で大好きです。
