2!2! テツロウ | スムルース オフィシャルブログ Powered by Ameba

2!2! テツロウ

今年に入ったあたりから右足の親指のつけね付近に痛みがあって、はじめはどうせ一過性のものだろうと高をくくっていたのだけれど、これがいつまで経ってもいっこうにおさまらず、万が一にも骨にひびが入っているなんてことだったらさすがにまずいなと心配になってきたので、2月の終わりごろに整形外科に行ってきました。

受付で問診票を提出して、ロビーでしばし待ち、名前を呼ばれて診察室へ入りました。先生は30代半ばくらいで、話すときのイントネーションがちょっと独特の男性でした。
「痛いのはどこらへん?」
「右足の親指のつけねあたりです」
「ちょっと脱いで見せてくれるかな?」
「はい」(靴と靴下を脱ぐ)
「お酒は飲む?」
「はい、ほとんどビールだけですけれど」
「ふうん」
「……」
「まあ、痛風で間違いないと思うわ」
「えええええええ!!」
まさか。僕は一瞬、耳を疑いました。ついでに思春期のころの自分のファッションセンスを疑いました。そんなバカな。アホな。カシコイな。
だって、痛風といったらその要因としてよく槍玉に挙げられるのはビールで、たしかに僕はビールが大好きだけれど、晩酌だって毎日しているわけじゃないし、しても缶ビール1本くらいだし、打ち上げなんかでも生ビールはジョッキ1杯から2杯くらいだし、その程度のことで、しかもこの歳で、まさか痛風と診断されるとはまったく予想もしていませんでした。
でもじっさいにはビールの摂取量うんぬんなんていうのは大きな問題ではないらしく、また、血液中の尿酸値が高いと発症するということだけれど、それが基準値をはるかに超えていても発症しないひとはしないし逆にするひとはするのであって、結局のところは体質のようです。事実、僕の場合も血液検査の結果は尿酸値も基準値を下回っていたし、ほかの数値もとくに異常はなかったのでした。

僕の尊敬するミュージシャンであり、また、大変なビール党であるハッチハッチェル氏も昨年に痛風となり、そのことをライブMCのネタにしていたのだけれど、いわく「痛風というのは不思議な病気で、初対面のひとや久しぶりに会ったひとでも、いやあ、じつは痛風になってしまってね、なんて言うとみんなどういうわけか心配するよりもさきに笑うので、それだけでなんだか場が和んでしまう。それが痛風のいいところです」とのことで、まったくもって偉大なる氏の言うとおり、僕もあっけらかんとその事実を受け入れて、この体とうまく付き合いながら生きていくしかないですね。いやあ、痛風になってしまいましたよ。

というわけで、これからもビールは飲みます。もちろん控えめにはするけれど。週に3~4日あった晩酌もいまは週1日あるかないかくらいのペースになっています。今回のことであらためて食生活を見直すきっかけになったので、むしろよかったです。
でも当然ながら痛風になんてならないほうがいいに決まっているので、みなさまも健康にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

ではまた。