コルダ
つきもりさんとつちうらさん
※かなり特異な 内容です。
「あー。えーと。夢、だよな、これ?」
「夢なのか現実なのかは知らない。土浦、今君の目に映っている俺の姿が真実だ」
「って、月森お前、キャベ…」
俺の目の前にあるものは、淡い緑色をした球形の野菜。まぎれもなくキャベツだ。
そのキャベツが、月森の声でしゃべっている。
口も声帯もないのに、どこから声が出ているのかとか考えそうになって、問題はそれ以前のところにあるだろうと気づいた。
「理由は俺にもわからない。気づいたらこの姿で君の家の玄関にいた。後は君の知る通りだ」
テーブルの上に転がるキャベツは、どこか尊大な態度をとる。
…キャベツのくせに。
「キャベツねえ…」
新鮮さを感じさせる瑞々しい葉に、手のひらで触れる。ひんやりと冷たい。
そのままめくれかかった表葉に指をかけると
「待て土浦、どこを触っている」
キャベツが、抗う声を上げた。
「どこ…って言われても。お前はキャベツだしな」
俺はニヤリと笑うと、キャベツを持ち上げその足で、キッチンへと向かった。
今日の晩ご飯は回鍋肉。(←)
つきもりさんとつちうらさん
※かなり特異な 内容です。
「あー。えーと。夢、だよな、これ?」
「夢なのか現実なのかは知らない。土浦、今君の目に映っている俺の姿が真実だ」
「って、月森お前、キャベ…」
俺の目の前にあるものは、淡い緑色をした球形の野菜。まぎれもなくキャベツだ。
そのキャベツが、月森の声でしゃべっている。
口も声帯もないのに、どこから声が出ているのかとか考えそうになって、問題はそれ以前のところにあるだろうと気づいた。
「理由は俺にもわからない。気づいたらこの姿で君の家の玄関にいた。後は君の知る通りだ」
テーブルの上に転がるキャベツは、どこか尊大な態度をとる。
…キャベツのくせに。
「キャベツねえ…」
新鮮さを感じさせる瑞々しい葉に、手のひらで触れる。ひんやりと冷たい。
そのままめくれかかった表葉に指をかけると
「待て土浦、どこを触っている」
キャベツが、抗う声を上げた。
「どこ…って言われても。お前はキャベツだしな」
俺はニヤリと笑うと、キャベツを持ち上げその足で、キッチンへと向かった。
今日の晩ご飯は回鍋肉。(←)