ひとりひとりの人生にスポットライトを当てて紡ぐ物語 " 数秘と奏でるストーリー " 最終です。
数秘と奏でるストーリー1からお読みいただけますと幸いです。


中学野球部引退のとき、彼は、仲間や後輩にこう言った。
「時にきつい言葉を投げかけた時もあったけど、変わらずついてきてくれてありがとう。」
彼は泣いていた。
仲間や後輩は、彼の愛を感じていたから、彼を嫌うことなどなかった。
" Base数秘6" のテーマでもある愛のやり取りを、彼は中学3年間で学んだ。
リーダーシップを取ることで、嫌われるかもしれない、というのはただの幻想だった。

彼は高校生になる。
中学同様、ポジションはキャッチャー。
チーム全体を見ながらひとりひとりに声を掛ける。
彼の持って生まれた才能 " Talent 数秘9"を育む旅へと片足を入れる。
数秘9は、数秘1〜8の能力を持ち合わせ、全てを慈悲深く俯瞰して捉え、物事をよく理解し調整してゆく能力に長けている。

生まれながらにして指導者という役割があるからこそ、当たり前のように人を導いてゆく才能を使いこなすまで、数々のトリックを経験するだろう。
時に、傷が刻まれることもあるかもしれない。


だけど、いつも忘れてはならない。
起こる事象全て、未来の幸せに繋がっている。

それじゃあ、幸せとは何か?

自分のままで在ること。
自分のままでいいと思えること。

自分のままでいいと、本心からそう感じることを、私たちは望んでいる。
そんな旅路を歩んでいる。

そんな、旅の途中。






少々マニアックな文章をここまで読んでくださりありがとうございます🙏
これまでの旅のすり傷がかさぶたに変わって剥がれ落ち、意志を持って新しい未来へ歩き出せるよう、祈りを込めて。