長男(小2)の持久走大会の参観に行った。


昨年は体調不良でお休みしたため親子ともども初参加だった。


学年を半分に分け、5分間で校庭を何周できるかを記録する。


みんな一生懸命自分のすべてを出して走っている。

長男も自己ベストを出すためにがんばっていた。


顔色ひとつ変えずずば抜けて足が速い子、

自分のペースでバランスよく走る子、

泣きながらも先生と一緒に走る子、

いろんな個性が見えた。


そんな時、ふと『自分の得意なことが学校で評価する対象であるものだった子はラッキーだよな』と感じた。


運動が得意な子、絵が上手い子、学校の勉強ができる子etc. は『すごい!』と周りから自然と誉められる機会が多いと思うし、成績表でも数値として優れいていると評価される。


この経験がどんどん自己肯定感につながり、

いわゆる《陽キャ》と言われるような

クラス、学年、学校のヒエラルキー上位になりやすいのだと思う。


でもそれって本当に学校という狭い世界だけのお話であって、【その世界が全てでは無い】、ということを誰かが伝えなくてはいけない。


学校の先生も伝えてはくれているとは思うのだけれど、でも彼らはどうしたって評価する側の人間。

矛盾したことをやってしまうことになる。


仮に、勉強も運動も不得意な子が

『みんな違ってみんな良い!』と先生が言っていたから、自分らしくのびのび過ごそう、と思って実行する。

けれど、学期末の成績表を見たら、唖然とするだろう。

『先生、言ってることとやってること違くない?』


先生個人の思いと、児童を評価する仕事である行動が一貫していない。


先生批判をしているわけでなくて、先生の愛や優しさが、時に矛盾を生むことがある。


では、学校で評価されにくいことが得意な子は、どうしたらいいのか。


身近な大人、親や親戚、児童館や学童、習い事の先生でもいい、学校以外の場所でその子の良さを認める人がいることが大切だと思う。


『あなたってこんな事ができるんだね!』

『知らなかった!』

『教えてくれてありがとう!』

『面白いね』

『そう言うことに興味があるんだね』

なんでもいいと思う。


他の子よりちょっとだけ優れていることや、

普段その子が無意識にやっていることを、

実生活には役に立たないかもしれないようなことでも、

認めて実況してみる。


誉めても誉めなくてもいい。


さらに発展させるなら

『あなたのその能力は〇〇って仕事に使えるかも』

『あなたのその得意なことを活かしたお仕事がきっとあるよ』

と伝えてみる。


大人になった時や仕事のイメージをなんとなくさせてみることで、やんわり見通しをもたせてみる。


たったそれだけのことかもしれないけれど、

学校以外の世界があることに気づく。


そして、『学校』という巨大組織を抜けた後も迷子にならずにすむと思う。


ここでひとつ、

子ども達を認め、実況する前に、準備運動の必要がある。


・自分自身の良いところ、好きなところを見つける

・自分を認め、誉める


他者に与える前に、まずは自分に与える⭐︎


『私も最高だし、あなたも最高!』

こんな感じが心地よい⭐︎


もし、自分の良いところなんてわからないし、好きなところなんてない、と言う方は、

自分自身に【問いかけ】をしてみる。

『私の良いところってなんだろう?』

『自分を素敵と思う時はどんなことをしている時?』

など、

ざっくりした質問にはざっくりした答えが、

具体的な質問には具体的な答えが返ってくる。



心の中でもいいし、紙に書いてもいい。

すぐに答えは出ないかもしれないけれど

一度自分に問いかけると不思議とアンサーが返ってくる。


それは、子どもが見ていたアニメの主人公のセリフかもしれないし、たまたま回覧板に載ってた格言かもしれないし、過去の記憶から引っ張り出してくることもあったりする。


『様々な形でアンサーは表現される』とも言えるし、

逆に言えば『自分が反応したものがアンサー』だったりする。



また、自分の良さがすぐにわからなくて困った時には、外側の世界から情報を収集してみるのも手。


私が自分迷子になった時にやっていることは


・とにかく人と話す

・ネットで無料占いのようなものを見る

・自力で難しい時はプロに頼む(コーチング・算命学・あかもち診断etc.)

・あの人(身近な人でも芸能人でも)ってなんか良いなぁ、自分との共通点や似ているところはあるかな?また、憧れるのはどんなところかな?と他者に自分を投影し、参考にする


自分に合った迷子脱出法があると

いざと言うときに便利。


自分の価値は自分が1番知っている。

そう唱えるだけでも、自分の良いところを見つける感度があがるよ♡