心にとどめても見えなかった、美しくもやさしいせかいを一緒に彩るー。
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著書
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ここ5年くらいで「毒親」というのは、大きく認知されたようにかんじます。
毒親
毒になる親の略で、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。
Wikipedia
ですが、過去と親にばかり注目し、一番大切な自分の現在と未来に目を向けない傾向などの問題が起きてしまいました。
毒親に関する本やSNSで「毒親の特徴=悪いこと」ばかりで埋め尽くされてしまい、「これからどうすればいいか」がおざなりになっています。
また、私も一度は陥ったのですが、「毒親の子どもだから自分はもうダメだ」と考えて、自分を責めてしまう方も増えました。
「アダルトチルドレン」という言葉も分かりやすい言葉なので、そちらも加えて独り歩きしがちです。
私も親問題は経験しましたし、研究し乗り越えた実績がありますから、「親子問題」は特にご相談にのることが多いです。
たしかに今ある悩みの蓋を開けてみると、根源は「幼少期(特に0歳から12歳くらい)からの育てられ方=親(特に関わる時間が多い親)」が関係してきますが、ではそれが「悪い」というふうに断定するのは間違いです。
「これが根源であり、問題となっているところだから、ではこう解釈して、こんな行動をしたらいい」まで導ける方が少ないです。
本にもSNSにも明確な提案や説明がかかれていないですしね。
しかも、当事者はいっぱいいっぱいで、それどころではない、生きているというよりは、「息するので精一杯」だとお見受けします。
親の教育という名の「洗脳」
親の愛という名の「干渉」
親のしつけという名の「虐待」
まぁ、いろいろあります。
多くは「洗脳=思い込み」です。
私は「人は思い込みが9割」と解釈しておりますが、たくさんの「思い込み=こうでなきゃいけない」という思考に縛られてしまっている。
縛られているから、柔軟に考えることもできず、ただ「つらい」「苦しい」「悪いこと」だけで終わってしまうのです。
「こうでなきゃいけない」という義務感に執着をしてしまっていると言えます。
執着は苦しみを生む。
こだわりは喜びを生む。
人はみな、「自分の思いをわかってほしい」のだ。
だから、親御様も何かをわかってほしくて仕方ない、けれど、どうコミュニケーションをとってよいか(伝え方・表現方法)わからない。
それを受けた子どももどうコミュニケーションををとってよいか(伝え方・表現方法)わからない。
わからないものをわからないままにするから、問題になる。
学校の授業で「コミュニケーション術」をぜひやってもらいたいものですね。
私は心理学とは「コミュニケーション」につながると思い、研究を重ねてきました。
言葉の他に、表情、ニュアンス、声のトーン・ボリューム。
様々な「表現」があり、同じ言葉でも一歩間違えると、違って伝わってしまう。
また、「聴き方(解釈・受け取り方)」も間違えれば、相手との意思疎通ができない。
それを「知っているか」で、コミュニケーションは大きく変わる。
「この人はこうだ」
「これは愛情だ」
「こうしなきゃ」
「こう思わなきゃ」
と思ったら、一度立ち止まってほしい。
何を相手は(私は)わかってほしいのだろう?
必ず、答えはあります。
時間を設けて、ひとりでゆっくりと、振り返ってください。
自己分析とは、振り返ることです。
見えなかったものが必ず見えてくるはずです。
そして最後に大事な話。
毒親とは、「親自身が病んでいる」のです。
精神的な自立ができず、子どもに執着することでしか自分を保てない。
毒親から解放されるには「離れる」のみ。
視野の狭い毒親の元を離れ、己の視野を広げる。
知識や経験をつけて自立し、「親を嫌いになってはダメ」という強迫観念から逃れる。
どうか自分の人生を生きてください。
あなたらしく生きてよいのです。
あなたは素晴らしい。