ICカードをチャージしようと思って券売機に行くと、そこには券売機が2台。

左にお爺さん、右に50代サラリーマン風男性が操作中。
次に小学2・3年生くらいの男の子(やや左の券売機側)、次に30代くらいのオシャレ男(やや右の券売機側)、次に40歳間近の私(ど真ん中)が並んでいました。

右を操作していたサラリーマン風男性が操作を終え立ち退くと、小学生の男の子が前に進まない。
すると、後ろのオシャレ男に「あ、どうぞ」と譲った。

その光景をふと不思議に感じ男の子を見ていると、どうやらやや左の券売機側に立ってる感じだったから、やや右に並んでる感じのオシャレ男に譲ったようだ。

右に進んだオシャレ男は早々にチャージを済ませ立ち退く。

すると男の子がこちらを向いてきて目が合った。

私は右でも左でもなく真ん中に立っていた。

「先にいいよ」と言うと、男の子は右の券売機でチャージを済ます。
その最中、左のお爺さんをチラチラ気にしてる。

気にして見てみると、お爺さんは券売機の前にはいるが操作をしていない。


、、、わからないんだな。



券売機の操作が終わってもお爺さんを気にしてなかなかその場を立ち去らない男の子を見て、「あぁ〜乗りたい電車もうすぐ来るんやけどなぁ〜」と思いつつ、お爺さんに「大丈夫ですか?分かりますか?」と声をかけると、やはりお爺さんはチャージの操作方法が分からずに困っていた。

私が操作をしてチャージを済ませると、お爺さんは深く感謝してくれた。
それを見届けたように男の子をそそくさを走り去っていった。


きっと、小さい子供ながら困っていた様子を感じたんだろ。
でも大人に声をかけるのはあの年頃では大変な勇気がいる事だ。
その一歩を踏み込むかどうかと言う所だったんだろうね。

その優しい心を大切に育ててもらいたいもんだ。


そしてお手伝いしてあげたお爺さんなんのだが、この人が本当に物凄く丁寧に御礼の言葉言う人で、ありがとうの気持ちを相手に深く届けるには丁寧に気持ちを込めて言うべきだと体感。
私も人に感謝する時は、できるだけ丁寧に言葉にする人間になっていきたい。