東京都港区、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団などが主催する、第1回 東京 MINATO CITY 国際音楽コンクール(今年はヴァイオリン部門を開催)の出場者がこのほど発表され、日本勢16人(二重国籍除く)を含む29人が参戦することになった。10月16日に浜離宮朝日ホール音楽ホールで開幕、本選は10月25日と26日に東京・赤坂のサントリーホールで行われる。
 
優勝賞金は国内最高額となる500万円。
 

本コンクールには11カ国から応募があり、予備審査の結果、9か国29名が出場者として予選に進みました。

出場者⼀覧
国籍(居住地) 年齢
1 Jisoo Ahn アン ジス 韓国 19歳
2 荒井 優利奈 アライ ユリナ ⽇本(在オーストリア) 29歳

3 Sofia Devutskaia デヴツカヤ ソフィヤ ロシア 25歳
4 ⼟井 遥 ドイ ハルカ ⽇本(在ドイツ) 28歳
5 保科 結太 ホシナ ユウタ ⽇本 20歳
6 今岡 秀輝 イマオカ ヒデキ ⽇本 29歳
7 稲垣 英⾥奈 イナガキ エリナ ⽇本 22歳
8 垣内 響太 カキウチ キョウタ ⽇本 21歳
9 河井 勇⼈ カワイ ユウジン ⽇本 21歳
10 Jiin Kim キム ジン 韓国 26歳
11 橘和 美優 キツワ ミユ ⽇本 23歳

 

12 Kryštof Kohout コホート クリストフ チェコ(在イギリス) 23歳
13 牧野 葵 マキノ アオイ ⽇本 29歳
14 鍋島 優歌 ナベシマ ユウカ ⽇本 19歳
15 Kenneth Ryu Takebe Naito ナイトウ ケネスリュウタケベ アメリカ/⽇本(在アメリカ) 24歳
16 Noelle Midori Takebe Naito ナイトウ ノエルミドリタケベ アメリカ/⽇本(在アメリカ) 21歳
17 Anastasia Onopa オノパ アナスタシヤ ロシア 25歳
18 ⼤保 あゆみ オオボ アユミ ⽇本 20歳
19 Phoebe Rousochatzaki ルソハジャキ フィヴィ ギリシャ(在ルクセンブルク) 24歳
20 佐久間 基就 サクマ モトナリ ⽇本 23歳
21 佐藤 直樹 サトウ ナオキ ⽇本 24歳
22 Kateryna Skorobogatova スゴロボガノーワ カトリーナ ウクライナ(在オーストリア) 19歳
23 安⽥ 理沙 ヤスダ リサ ⽇本 24歳
24 ⼸場 多⾹⼦ ユミバ タカコ ⽇本 30歳
25 Jingfei Dandan Wang ワン ジンフェイ ダンダン 中国(在オーストラリア) 18歳
26 Haoge Wang ワン ハオゴォ 中国(在アメリカ) 23歳
27 Wendi Wang ワン ウェンディ 中国 26歳
28 渡邊 奈瑠 ワタナベ ナル ⽇本(在アメリカ) 24歳

29 Taisiya Zinova ジノーワ タイーシヤ ラトビア(在オーストリア) 24歳

審査員

審査員長 篠崎史紀 (日本)
NHK交響楽団特別コンサートマスター。愛称 "まろ"。3歳より両親の手ほどきを受け、1981年ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾る。その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たしヨーロッパを中心にソロ、室内楽と幅広く活動。
1988年帰国後、群響、読響のコンサートマスターを経て、97年N響のコンサートマスターに就任。以来“N響の顔”として国内外で活躍し、ヨーロッパ公演では、The Classical Sourceより「コンサートマスターの篠崎は言葉にならないくらい神がかっていた」「篠崎のカリスマ的な姿は、銀白の鎧をまとった戦士のようでもあり、全てを統括していた」と評される。2004年より銀座・王子ホールでスタートした『MAROワールド』。このシリーズから弦楽合奏団「マロカンパニー」が結成された。これらの功績により、「2020年度第33回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。
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マーク・ゴトーニ (フィンランド)
フィンランドを代表するヴァイオリニストの1人であるゴトーニは16歳でA・チュマチェンコに才能を見出され単身ミュンヘンに移住、その後 S・アシュケナージにシカゴに招かれ、またザルツブルグにおいてS・ヴェーグのもとで研鑽を積んだ。
21歳でブラームス国際コンクールに上位入賞しデビューリサイタルをおこなって以来、ヨーロッパをはじめとして北米、南米、アジア、アフリカなど世界各国でソリスト、室内楽奏者として精力的に活動、過去にはミュンヘン室内管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団、ヨーロピアン室内管弦楽団(音楽監督兼任)コンサートマスターも務めた。
母国フィンランドではラウマ音楽祭総監督をつとめ、現在もサボンリンナ・ミュージック・アカデミーの室内楽部門監督としてさまざまなアプローチでクラシック音楽の普及につとめている。
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石川静 (日本)
半世紀以上に渡ってヨーロッパを中心に世界で活動するヴァイオリニスト。
4歳より才能教育でヴァイオリンの手ほどきを受ける。国内外のコンクールで多数の優勝を経て、1970年、中学卒業と同時に東京芸大客員教授としての任期を満了したマリエ・ホロウニョヴァー教授と共にチェコスロヴァキアへ渡り、同年秋よりプラハ芸術アカデミーで研鑽を積む。
1973年、ヨセフ・スークの代役としてチェコ・フィルと共演してデビューし、世界的に注目される。1976年、エリザベート王妃国際コンクール入賞。同年秋には「チェコスロヴァキア音楽祭」でチェコ・フィルのソリストとして日本デビューし、大成功を収める。
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サニー・リー (韓国)
サニー・リーは、韓国において同世代の最も有名なヴァイオリニストである。
現在はソウル中央音楽院の最高経営責任者、アンサンブルMの芸術監督を務めている。
また、イプポリトフ=イワノフが設立したモスクワのロシア国立音楽院の名誉教授でもあり、韓国のイェウォン学校とソウル芸術高等学校の教員でもある。
ソウル国立大学校を卒業後、ワシントン大学で研究を続け、音楽芸術の博士号を取得しました。
サニーは、史上最も有名なバイオリニストの一人であるアイザック・スターンの最後の生徒。
サニー・リーは、ソリストとして、またアンサンブルMのリーダーとして積極的に演奏してきました。
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長原幸太 (日本)
5才よりヴァイオリンを始め、東京藝術大学入学。在学中、全額スカラシップを受けジュリアード音楽院へ留学。
幼少期より国内外のコンクールで数々の受賞を果たし、17歳で第67回日本音楽コンクール最年少優勝、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。
12歳で東京交響楽団と共演したのを皮切りに 国内の主要オーケストラ、小澤征爾、
秋山和慶、ゲルハルト・ボッセ等多くの名指揮者と共演。
日本各地の音楽祭に出演し好評を博す他、海外の多くの音楽祭にも招かれ、リサイタル、コンチェルト、室内楽コンサートに出演し、絶賛を博し高い評価を得る。
また、ドイツ ハノーファーNDR放送交響楽団にソリストやゲストコンサートマスターとして招かれ好評を博す。
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イツァーク・ラシュコフスキー (ウクライナ/イスラエル)
国際的に有名なロシア系イスラエル人のヴァイオリニスト、教育者。テルアビブのサミュエル・ルービン・イスラエル音楽アカデミーで修士号を取得し、同アカデミーでヤイル・クレス教授に師事。ソリスト、室内楽奏者として多くの国で演奏。ロンドン王立音楽大学のヴァイオリン教授として、イツァーク・ラシュコフスキーは英国で最も指導的かつ人気の高い教師の一人である。彼のもとには世界中から生徒が集まり、国内外の多くのコンクールで優勝している。
ヨーロッパ、イスラエル、中国、日本、カナダ、米国でマスタークラスを行うほか、第12回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際コンクール(ポーランド)副審査委員長をはじめ、シオン・ヴァレー(スイス)、ヤンポルスキー(ロシア)、リピツァー(イタリア)、ハノーファー(ドイツ)など、数多くの国際コンクールで審査員を務める。
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※1名交渉中

 

10月26日(土)にサントリーホールでおこなわれる本選の指揮者は、キンボー・イシイに決定しました。

 

開催概要

予 選
浜離宮朝日ホール
(音楽ホール)
10月16日(水) 13:00開演(12:00開場)
10月17日(木) 11:00開演(10:00開場)
10月18日(金) 11:00開演(10:00開場)
10月19日(土) 11:00開演(10:00開場)
セミファイナル
浜離宮朝日ホール
(音楽ホール)
10月20日(日) 13:00開演(12:00開場)
10月21日(月) 11:00開演(10:00開場)
10月22日(火) 11:00開演(10:00開場)
本選
サントリーホール
(大ホール Main Hall)
10月25日(金) 18:30開演(17:45開場)
10月26日(土) 16:30開演(15:45開場)
表彰式
サントリーホール
(大ホール Main Hall)
10月26日(土)  19:50開演(19:40開場)
※開場・開演時刻は予定です。
主催
港区
公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団
東京MINATO CITY国際音楽コンクール&ワークショップ実行委員会