こんにちは。
西宮市・三田市で、発達障害(神経発達症)の大人の方、
子どもさんが自分を大切にするお手伝いをしている、
臨床心理士・公認心理師の陽ちゃん(池田陽子)です。
前回のブログで、発達障害(神経発達症)の大人の方、子どもさんの、
神経過敏の状態を整えるには、
『背骨をゆるめる』ことが有効だというお話をしました。
今日は、前回とは違う方法で、
『背骨をゆるめる』を行っていきましょう。
この方法は、二人で行います。
まず、背骨をゆるめたい人(以下Aさん)が、仰向けに寝転びます。
そして、もう一人の人(以下Bさん)が、
Aさんの足元(足の裏の位置)に正座をします。
Bさんは、Aさんの両足首を両手で持って、
自分が座っている足の上に、足首の部分を乗せます。
そのまま、Bさんは背筋を伸ばして、
自分のからだを左右に(横に)、小刻みにゆらします。
すると、Aさんのからだにもその”ゆらぎ”が伝わって、
Aさんの背骨、首筋、頭頂へと振動が伝わっていきます。
その際、大きく、無理にゆらそうとしないことが、ポイントです!
「本当にこれでいいの?」というくらいの、
小さなゆらぎでも、Aさんの頭頂まで伝わりますし、
むしろ、”小さな小刻みのゆらぎ”の方が
効果が大きいと言われています。
この動きによって、背骨がゆるむのです。
そして、この”ゆらぎ”が、脳の神経過敏を落ち着けるのです。
この方法は、『金魚体操』と呼ばれています。
人によっては、この左右(横)へのゆらぎより、
前後(縦)へのゆらぎが心地良い方がおられます。
聴覚過敏の方は、この前後(縦)へのゆらぎを好む方が多いようです。
この前後(縦)へのゆらぎをつくるには、
BさんがAさんの両足裏に、自分の手のひらをあてながら、
前後(縦)にからだをゆらします。(猫背にならないように注意します)
左右(横)へのゆらぎ同様、大きくゆらすより、
ほんの小さな、”小刻みなゆらぎ”にすることがポイントです!
ゆらす時間は、それぞれのペースでいいですよ。
お互いが疲れない程度に、”心地いい”状態で終わるようにしましょう。
ゆらされている人(Aさん)だけでなく、
ゆらしている人(Bさん)のからだも整っていくので、
一石二鳥、いいことずくめですね☆
親子で行うと、コミュニケーションも取れます。
もし、「仰向けがしんどいなー」ということであれば、
横向きに寝ても出来ます。
その場合、ゆらす人(Bさん)は、Aさんの背中側に座って、
腰のあたりに手を添えて、前後(縦)にゆらしてあげてもOKです。
あなたの”こころとからだ”を整えることで、
毎日がもっと生きやすくなっていきます。
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