ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
こんにちは。
機能不全家族で育ったために、生きづらさを抱える方たちの心と身体のサポーター、
公認心理師・臨床心理士の陽ちゃん(池田陽子)です。
ACさん、機能不全家族で育った人たちが、
今まで、自分を苦しめていた習慣を手放して、
新しい習慣を身につけながら、新しい自分に変化していくために、
避けて通れないのが、『グリーフ・ワーク』です。
『グリーフ』とは、あなたにとって大切なものが失われた時、
本当はあるべきものがなかった時、
ーそんな悲しみを癒していくために、
十分に嘆き、悲しむ時間を持つことです。
例えば、子ども時代に、
親や家族から、得られるはずの世話がなかったことであったり、
親世代の生活が荒れていて、あたりまえの日常がなかったことであったり、
家族の中のルールに縛られて、
自分のしたいことや、言いたいことが実現出来なかったとか、
その機会を失ってしまった・・・などが挙げられますね。
親や家族に直接、今までの恨みつらみ等の感情をぶつけたとしても、
あなたの心の悲しみや苦しみが、楽になっていかなかったり、
すぐに理解されないことの方が多く、
なかなか、あなた自身の癒しには結びつきにくいでしょう。
長い時間をかけて、あなた自身の感情を整理して、
相手に伝わりやすい言葉にして、表現するという方法はありますが、
まずは、あなた自身の安心・安全な場を確保して、
あなたの感情を整理していくことー
『グリーフ・ワーク』が大切なのです!
では、ここから、今まで心の奥深くに押し込んでいた、
あなたの悲しみ、苦しみ、辛さ、やるせなさ等の感情を、
安心・安全に、手放していく方法についてお伝えしていきますね!
具体的に、どのような方法があるのでしょうか?
まず、一つ目の方法は、親や家族の写真を前に用意したり、
写真がない場合(もしくは使わない場合)は、その人の顔を思い浮かべて、
あなたが話したいことを話します。(言葉にしてみます)
誰もいないところで一人で行ってもいいですし、
同じような仲間とグループで行ってもいいですね。
”言葉にしてみる”体験をすることで、
あなた自身の気持ちが、すっきりとしてくるのです。
もし、一人で行っていて、感情が止められなくなりそうだったり、
何らかの怖さのようなものを感じる時は、
グループに参加して行ったり、専門家のもとで行ったりする方がいいでしょう。
二つ目の方法は、親や家族に”出さない手紙”を書くことです。
あなたが感じていることを、何でも書いてみましょう。
誰も見ないので、思いのままに書きだします。
手紙が書き終わったら、破る、捨てる、土に埋める、焼く等・・・、
あなた自身がすっきりとする方法を選択します。
どちらの方法にしろ、『グリーフ・ワーク』が終わる頃には、
過去の古い、要らなくなった感情は、”さようなら”と手放します。
さあ、新しいあなた自身の人生を、どのように生きていきたいですか?
心理カウンセリングルームなないろでは、
あなたの心と身体からのメッセージを大切に扱い、
あなたの本当の感情に寄り添う、個別カウンセリングを行っています☆