ブログをご覧いただきありがとうございます。
こんにちは。
西宮市・三田市で、発達障害の方が自分を大切にするお手伝いをしている、
臨床心理士・公認心理師の陽ちゃん(池田陽子)です。
自閉症スペクトラム症さんは、からだの緊張が強い人が多く、
ぎこちない動きとなってしまうことがありますね。
そして、その身体の緊張や、ぎこちない動き自体に気がついていないことも・・・
自分では、身体の全体を使っていると思っていても、
ある部分をよく使うことによって、
その部分の緊張が残っているということもあるのです。
なので、”よく眠ったのになかなか疲れが取れない”とか、
”疲れが取れた気がしない”ということが起こってきます。
自閉症スペクトラム症さんは、もともと睡眠の質に課題を抱えている方も多いので、なおさらですね。
その緊張のため、身体をまっすぐに保てずに、姿勢が悪くなってしまったり、
腰が曲がってしまったりということになって、
さらに疲れた感じが取れないという悪循環になってしまいます。
では、どんなことを意識していけば、少しでも身体の緊張がゆるんで、
疲れが取れやすくなるのでしょうか?
実は、身体が心地いいと感じる動き(伸びをしたり、深呼吸をしたり等)や、
ちょっとした体操(ゆったりとしたストレッチ等)を日常的に取れ入れることで、
ずいぶん身体が楽になるのです!
長くやる必要はないので、ほんの少しでも、
気が向いた時に、少し時間が出来た時に、
または眠る前にやってみて(注:やりすぎると目が冴えて眠れなくなります)、
身体が心地よくほぐれた状態、心地よく疲れた状態を気楽に目指してみましょう。
あなたが”心地いいな~”という動きで十分なのです。
からだ指導室 あんじんの栗本啓司先生が提唱されている、
『金魚体操』をするのもいいですね。
ペアで出来ない人も、『ひとり金魚体操』が出来ますよ~!
では、これから『ひとり金魚体操』のやり方をお伝えしますね☆
まず、仰向けに寝て、手足を楽な位置におきます。
そして、しばらく呼吸に意識を向けます。
ゆったりと、息が出たり、入ったりするのを感じます。
次に、お尻を左右にゆさぶって、その揺れを全身に伝えます。
小刻みでもいいのです。
あなたが“心地いい”を感じられる動きを探りながら、
自然に背骨、頭、足と身体全体が揺れていきます。
あなたがもういいかなと思う時、やめます。
そして、しばらくその余韻を味わいます。
呼吸に意識を向けたり、伸びをしたりして、身体の動かしたくなったところを、
動かしてみるのもいいでしょう。
こんな風に、あなたの心と身体に意識を向ける時間を取ることは、
あなたが自分で自分を大切にする、いたわるということになるんですよ~。
そうすることで、心と身体がリラックスして、疲れが取れやすくなり、
また次へのエネルギーを蓄えることが出来るのです。
心理カウンセリングルームなないろは、
あなたの心と身体のメッセージを大切にする、オンラインセッションやっています。