民主党が大勝したようですね。


そして麻生さんは引責辞任ぽいですね。


ちょっと時すでに遅し的な気もするけど。


ひとの度量ってやっぱり引き際に現れるような気もしますね。


まぁ引き際が見事ってことは物事の時勢が見れているということで、


切るものは切る、粘るとこは粘る、そういう力がほしいっすね。




以前友人に俺は、外面的にしっかりしてからじゃないと、


内面もしっかりできないタイプじゃないかといわれました。


それが正しければ、早いとこ弁護士にならないといけないですね。


まぁそれは結構正しいかもしれない。


最近の自分はいろんなとこを行ったり来たり。


たとえば、あるときめっちゃしたいことがあって、絶対これしようと思っても


翌日にはもう自分の中でそれが小さくなっていたり、


特に他人が介在する事情であると、


自分がそういう状況の下で考えたことを口に出したくなくて、何もしなくなる。


そういう意味では結構追い詰められているのかも。


いい試練やね。




私立の試験が終わるまであと1週間、


なるべく思考は停止しようかと考えてみたりしてます。


そのあと、結果が出るまでの間、結果が出た後、


自分がどうなっていくのか、楽しみと不安で入り混じったような感じの


夏の終わりの夜でした。

思ったより次回が早くやってきてしまいました。笑


もう2つ目の入試は目の前なんだけどね。


でも、同時に衆議院選も目の前なのでさっさか書きます。




さて、政治の話をがんばって書きたいと思ってたんだけど、


自分の政治の知識と、自分の可処分時間と、選挙までの残り日数を考えると


ちと無理だということがわかりました。


そこで、衆議院選と同時に行われる最高裁判所裁判官の国民投票について。


こっちなら自分のつたない知識でも言いたいことが少しはかける。かな。




最高裁判所裁判官は1名の長官と14名の判事から構成されます。


最高裁判官は定年が70歳で、その罷免理由としては


心身の故障、公の弾劾、衆議院選ごとに行われる国民審査があります。


この国民審査が、きたる8月30日にもあるわけですね。




人に何を言うかっていうのは、相手方を害しない限り基本的には自由で


つまり相手に言う内容、はたまた何も言わないかってのは


それぞれが選択する権利を持っている。


基本的にはその選択に責任を持てればいいと思う。


けど、それじゃすまされない人も世の中には多数。


それこそ政治家とか、教師とかね。


中でもその筆頭の一つとしてあげられるのが、最高裁判所裁判官だと個人的には思う。




そういう意味では、裁判官の中で少数となっても


補足意見・反対意見を書きまくった伊藤正己元最高裁判事、


学者から裁判官に任命されたことで実務にそぐう考え方に転向しながらも、


死刑制度には反対の意を表明してはばからなかった団藤重光元最高裁判事などは


その職責の重さを十分に認識していた素晴らしい方々だったと思う。


まぁすべての判決を読むことなど不可能なので断定することには難があるかもしれないけど。




そもそも、最高裁の裁判官は内閣が任命して天皇が認証するという形で


職に就くものだから、どうしても内閣の政策に追随しがちになる。


たとえば、公務員の労働基本権に関する判決も、全農林警職法事件から大きく変わってきた。


政府が送り込んだ体制擁護派の裁判官が増えたことによるものではないか、


ともいわれている。


そんなわかりやすい話あるかよ・・・。


って最初聞いた時は思ったけど、勉強すればするほどそうとしか見えなくなってきたりもする。


ていうか、去年の10月にそれはほぼ確信に変わった。




2008年10月、竹内行夫元外務事務次官が最高裁判事に任命された。


最高裁の裁判官は多様な立場の法律専門家の意見を反映するために、


裁判官出身、弁護士出身、検事出身、行政官・外交官・学識経験者から幅広く選ばれる。


大体、それぞれの比率は決まってるんだけど、


竹内氏が任命されるまで3年間外交官出身者が欠けてたから、まぁ形式的にはこの任官はわかる。




が、しかし!!!




この6か月前、つまり2008年4月、名古屋高裁で自衛隊のイラク派遣違憲判決がでてるんですよ。


もちろん、国は「違憲ですか~・・・ふ~ん、あっそ」とは言えんから


最高裁に持ち込みますよね。


まさか最高裁でも違憲判決を出されちゃ困るから、念には念を入れないとね。


そこで、竹内氏の登場です。


そもそも外務事務次官って、外務省の中の実質トップですよね?


大臣は内閣が決めるから、生え抜きの国Ⅰ組の中では間違いなくトップですね。


一応気になったので事務次官としての任期を調べてみたところ、


あ、やっぱイラク派兵の時トップだったんですか。。。



ということで、外務事務次官在任中イラク派兵を推し進めた人物を、


内閣がこの時期に最高裁判事に任命する意図って・・・


もういわなくてもいいですね、うん。




権力分立ってなんだっけねぇ…。


まぁそりゃ明確には反してないんだけどさ、憲法の趣旨たる法の支配の観点から考えると


問題がないとは死んでも言えないよねぇ、法曹を目指す身としては。




ということで個人的にはこの人に思いっきり×をつけてきます。


あと、議員定数不均衡について合憲判決を書いた那須弘平判事、涌井紀夫判事にも


×をつけると思います。


だって民主主義の根本でしょ、平等選挙って。あれが合憲なのには納得いかない。




国民審査も選挙同様、せっかくの認められた意思表明の場なので、


入試終わった足で、フルに活用してきたいと思います。


まだ投票いってない人は、Wikipedia で15人の裁判官が過去にどんな判決出してきたか、


ちょっとでも見て、考えてください。


中学のときの社会科の先生が全員×つけてきた、といった気持が少しわかるようになりました。


まぁ俺はたぶん全員にはつけませんけどね。笑





長くなってしまったけど、これで終わり。


風呂入って勉強します!