受験生にもかかわらず、入試まであと2週間にも関わらず、
ゼミ生7人で韓国に行ってきた。
俺にとってめちゃくちゃ仲いい友達が帰国するということで。
まぁ、半年後にはまた会えるんだけど。
韓国旅行の詳細は時間があったらってことで、とりあえずその友人とのことについて。
知り合って1年4カ月ほどしかたってないけど、
この1年間誰よりいっぱい話したし、いっぱい一緒にいたなーと思う。
最初は喫煙所で一緒にたばこ吸うことから始まって、
去年の夏合宿は灰皿てんこ盛りにしながら朝まで語り明かして、
そこらへんからかなー仲良くなったのは。
最近、「ゼミで代表であること」についていろいろ考えもしてたけど、
元々あいつが俺にちょいちょい話すようになったのはその肩書きが寄与してた部分も少しあって、
それを考えると、代表でいれたことに、より輝きがあって、うん。
あいつが住んでたマンションにはゼミ生がもう一人住んでて、
それもあってこの一年よくそのマンションには遊びに行ってたわけで。
近くの牛角行ったり、クリスマスにばか騒ぎしたり、試験前必死こいて一夜漬けしたり、
1ヶ月くらい国に帰ってるときには自習室兼宿泊所として使わせてもらったり・・・笑
19離れた姉と14離れた兄がいるものの、年の近い兄弟がいない俺にとって
3歳上のあいつはどこか兄貴的なとこがあって。
きっと年近い兄弟いたらこうなんだろなー、って今振り返ると思うような
そんな話やら行動やらしてたような気がしなくもない。てか、する。
陳腐な言い方をすれば、よき友であり、よき兄であったわけだ。
2人での話の内容は、主に経済、国際関係、政治、ファッション、人間関係、家族関係、将来像。。。
前の方のトピックは、主に俺が教授を受けてる感じだったけど。
そして外せないのが恋愛というトピック。
しかしこれについては、深くは言及しない。笑
覚えてたら、卒業のころ、いずれ別稿で。
そして外してもかまわんのが、独占禁止法。
俺らのゼミの専攻分野で、主に学んでた3年の時はわざわざ話す内容でもなかったけど
ここ1,2ヶ月はこれがメイン。
奴が卒論を書き、俺が試験対策を作りながら
いろんなとこで公共の利益の解釈やら抱き合わせの違法性の本質やら
バカみたいにあーだこーだ言いあってた。
将来についていろいろ悩みもしたけど、ある程度吹っ切れて
自分の選択に一応の自信が持てるのは、そんないろんなバカ話のおかげ。
ほんとにいろんなものを与えてもらった。
同期とはいえ、いい意味で年上だということを感じざるを得ないとこがあった。
奴が俺にくれたものを挙げだしたらきりがないけど、
一番うれしかったものは、7語の言葉。
韓国ではみんながホテルに泊まる中、
人数的に超過した俺は2晩ほど奴の実家にお邪魔した。
3日目の朝、ご両親に初めて会った。
お父さんは日本語ぺらぺらだけど、お母さんとのコミュニケーションは英語。
そんな中、お母さんに俺を紹介してこういった。
"He is my best friend in Tokyo."
奴の性格から察するに、この言葉を言った意味を分解すると・・・
90%:朝からハイテンションなお母さんにいろいろ説明するのがめんどくさかった
5%:俺をうるうるさせようとしている
3%:照れ隠し
2%:本音
・・・えーねん、2%でも、それ以下でも。
0よりもその数値がちょっとでも高かったら、それだけでうれしーねん。
韓国での最終晩、みんなと車でホテルに向かう途中
滞在中一回もかけなかった音楽をかけだした。
案の定泣かせる系。
助手席にて直撃を食らう俺。夜なのにかけてたサングラス万歳。
や、泣くでしょ。仕方ないでしょ。
泣き虫!ってもっと泣き虫で強がりの鼻たれにからかわれもしたけど、笑
23にもなって、友達との5ヶ月間の別離に涙できるなんてのも、悪くない。
むしろそんな奴と出会えたことに感謝。
感謝は全然伝えきれないけど、
その分、涙も心の栄養にして、でっかくなって
またがっはっはと笑って会いたいもんだ。
アジトと呼んだ駅前のベローチェで、
また一緒にバカな話でもしながら煙草を吸いたいもんだ。
色々悩んですべてがうまくいってなかった6月、7月。
8月頭の、3泊4日通して睡眠時間1.5時間の韓国旅行はまさに台風だった。
ネガティブなものはすべてなぎ倒して吹き飛ばし、
帰国した今は台風一過。
別れた直後の涙を最後に、心もからっと晴れている。
この調子ならまた会うまで短く感じるくらい充実した日々を送れる気がする。
まぁアップダウンはするんだろーけどねそれでも。
それも見込んでか帰国後の俺の面倒まで人に頼んで、至れり尽くせりすぎてかなわんよ、お前には。
でっかくなって、ちょっとだけお互い夢に近づいて、ニヤニヤしながら、また会おう。
いつかまた、ここで。
さよなら、またな。
He is a really good chap. So, I must meet his expectation.
Now, it's about time for me to stay hungry and foolish.