久々の更新になりますが、


いい映画をみたのでその紹介でも。


またもや作品紹介はアマゾンより。笑


12人の怒れる男(原題:12 Angry Men)


十二人の怒れる男 [DVD]
¥1,750
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内容紹介
殺人事件の審議を巡る陪審員達の手に汗握る法廷劇の傑作!

<キャスト&スタッフ>
8番陪審員…ヘンリー・フォンダ(内田 稔)
1番陪審員…マーティン・バルサム(峰 恵研)
3番陪審員…リー・J・コップ(宮川洋一)
10番陪審員…エド・ベグリー(金井 大)
4番陪審員…E・G・マーシャル(鈴木瑞穂)

監督:シドニー・ルメット
製作:ヘンリー・フォンダ/レジナルド・ローズ
脚本:レジナルド・ローズ
●字幕翻訳:進藤光太 ●吹替翻訳:平田勝茂

<ストーリー>
17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の審議が始まった。誰が見ても彼の有罪は決定的であったが、一人の陪審員は無罪を主張。そして物語は思わぬ展開に!

<ポイント>
●社会派シドニー・ルメットが放つ、法廷サスペンスの代表作。
●「細部にいたるまで完ぺき」と絶賛された、主演のヘンリー・フォンダをはじめとするキャスト陣の演技が見もの。
●日本語吹替音声も収録
(※日本語吹替音声は現存するテレビ放送当時のものをそのまま収録しております。そのため一部音源のない部分は字幕スーパーとなっております。)

<特典>
●オリジナル劇場予告編

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17歳の少年による殺人事件の裁判で、12人の陪審員中11人は有罪に投票するが、ひとりだけ証拠に疑問を持ち無罪を主張。白熱する議論と説得の中、ひとり、またひとりと無罪の方へ心が傾いていく…。
レジナルド・ローズのTVドラマの映画化で、テレビ版を演出した社会派の名匠シドニー・ルメットが監督。密室の中、決して名前が明かされることのない12人が、それぞれの心理状態や家庭環境によって評決が二転三転していくさまが実にスリリング。会話劇であるにも関わらず、ヘンリー・フォンダ、リー・J・コッブ、ジャック・ウォーデンなどなど、いぶし銀のような名優たちの言葉による戦いは、まさに映画的で必見である。なお、この映画に感銘を受けた三谷幸喜が、後に記した戯曲が『12人の優しい日本人』で、こちらは日本に陪審員制度が設けられたという設定の下、やはり殺人事件の審議を行う密室コメディ劇であった。(的田也寸志)

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<感想>


いや~いい映画でした。

3日も延滞してたのでさっさとみようと思ってましたが、惹きつけられました。


上の作品紹介でもわかるように舞台はアメリカの裁判所。

日当3ドルで集められた12人の男たちが第一級殺人事件の陪審員となって議論するというストーリー。

陪審員の会議室から舞台を一切動かさずとも、約95分まったく飽きさせられなかった。

見事な脚本、そして俳優陣の演技だったように思う。


内容について少々。


人の思い込み、そして偏見というのは恐ろしい。

刑事裁判は人を裁き、その権利の根源たる生命までも奪いうるもので、

だからこそ被告人には、適正な裁判を受ける権利だとか弁護人依頼権だとかが

憲法や刑事訴訟法で認められている。


自分はちょいちょい法律を学んではいるが、

実際に陪審員や裁判員になる人は法律の知識など普通はないわけで

いくら事前に基本的なことを教わろうとも危険性が残る。

というか、法律の知識なんて関係ないとも思える。

陪審員や裁判員になったらその判断のキーはなんと言っても事実認定。


あくまで証拠により有罪の事実を立証する責任を負うのは検察側で、

裁判官や映画で言う陪審員が納得すれば有罪、疑問を持てば無罪。


ここで大事なのは「疑問を持てば無罪」ということ。

「こいつが間違いなくやった!」と思えるならともかく、

「きっとこいつがやったんだろう」じゃ有罪にできないということ。


今の日本では、検察が証拠によって事実を証明しようとするとき、

「合理的な疑いを入れない程度の証明」ができればその事実は認定される。

仮に検察側の証明に穴があったとしても、「こいつがやったんだろう」と

思って聞いていたら、その穴に気づかず有罪認定してしまうことになる。

これって本当に怖いことなんだけど、

人は生きていく中でさまざまな価値観や偏見を持つ。

そういうものが無罪の推定ではなく有罪の推定を働かせることになる。


この映画もその恐ろしさを描いていた。

人の偏見、そして集団の論理。

そういったものは排除しようとしてなかなかしきれるものではない。



日本でも裁判員制度が始まるけど、

他国のように試験期間もなしにいきなり導入することは、正直かなりの危険を伴うと思う。

この映画と違って陪審員制度ではなく裁判員制度で、

原則6名の裁判員に3名の裁判官の合議体で事実認定、有罪・無罪の判断、有罪の場合の量刑を

決めることになる。

有罪認定の際は裁判官1名以上の有罪認定が要件になっているなど一定の歯止めはあるものの、

そもそも裁判員制度の目的である「国民の司法に対する理解の増進と信頼の向上」っていうのを

達成するために、手段として相当か合理的かって言ったらはなはだ疑問。


日本人は、日ごろから各種メディアを通じて重大事件に慣れ親しんでいるけど

あくまでそれは有罪認定されたから大きく取り上げられているだけであって、

報道されないような「被告人だったけど無罪になった人」もいることは忘れてはならない。

まぁ、裁判員制度の対象となるような容疑で起訴までされて、

無罪判決勝ち取ったらニュースにもなるか。

なんいせよ、あくまで有罪判決が出るまでは無罪の推定が働くということだけは、

もっと広く国民の知るところとすべきだと思う。




はー熱く語ったら疲れた。

こんな書くんだったら、こういう内容のあるレポートがある授業とっとくんだった。笑

まぁなんにせよお勧めの映画です。


今日・明日とまたロー目指す友達と3人で合宿してきます!