ポールファイファーのブログ

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今、大変人気の経済評論家の方の原発についての発言には落胆しました。


「脱原発を叫ぶ全ての人達へ」と題した3項目について即材に回答できるのでしょうか?

と、説いていますが、即材に回答しましょう。


(1)原発を停止した結果の貿易赤字の増大と、天然ガスの中東依存はエネルギーを獲得に支障をきたす。

(2)原発を再稼働しない場合、代替えのエネルギー供給はどうなるのか?自然エネルギーでは安定的な電力供給は難しい、蓄電設備には膨大な投資が必要になる。

(3)すでに存在している使用済み核燃料をどのように処理するのか?


上記のような問いを発しているわけですが、無知とは怖いものです。


では、回答しましょう。

(1)アメリカのシェールガス開発により、アメリカはガスの輸入国から自給できる態勢へ移行し、しかも輸出も視野にいれている。このような状況からロシアのガスや石油は輸出先を失いつつあり、安価に入手しやすい状況になっている。そのような状況から、貿易赤字を気にする必要はない。中東が不安定化していても、他から輸入すればいいだけの話である。しかも、アメリカべったりの外交から多角的な体制に方向転換すれば、中東との問題も解消される。そもそも、中東の問題を造りだしたのはアメリカであり西欧の国々であり、日本ではない。日本はアメリカに肩入れしているから仲間だと認識されているだけである。日本は独自の外交を行えばいいだけだ。


(2)代替えは即座にできる。まず、喫緊は火力発電。コンバインドサイクルという発電により、発電効率が60パーセントになっています。一方原発はたった30パーセントと、低迷。そのような低発電の原発を使用する理由があるのでしょうか?全く理解できません。安価に仕入れることのできるガスで発電し、しかも効率が高いコンバインドサイクルを使えば問題解決。

蓄電には膨大な設備投資は必要だと否定しているが、いつもは財政出動しろと散々発言している割にこと、具体的な対応策にはお金を使いたくないと発していることは明らかな矛盾です。デフレギャップには蓄電池にお金を使った方がそのギャップを埋められるのでは?

化石燃料はいつかは枯渇することが分かりきってます。ウランも含めてね。であるなば、今から自然エネルギー投資を行って将来的に現実的に可能な態勢にもっていくべきでしょう。


(3)プルサーマルを使用することで、核廃棄物を減らせるからという理由付けのつもりでしょう。しかし、原発を使用し続ければ最終的には核廃棄物はもっと増えます。そのもっと増えたゴミをどこに捨てるの?ご自宅に処分でもするのですか?原発を推進してきた自民党はこれからも押し進めたいのでしょうが、間違っていることは真摯に受け止めて、過ちを正し今すぐ廃止すべきでしょう。

だいたい、原発は燃料であるウランの採掘から濃縮までどれだけの石油エネルギーに依存しているのでしょうか?核分裂をするまでどれだけのエネルギーを使用しているのか。そして、核廃棄物の半永久的な管理のためのエネルギーコストはどれだけかかるのか?逆に、しっかりと原発推進論者の方々は回答して頂きたいものだ。


原発を推進したい人達はみんなでどこかに土地を購入し、そこに核廃棄物の最終処分場を自分たちのお金で造って、その真上に住めばいいのではないしょうか。そのくらいの覚悟は当然もっているのでしょうから。


物理学には熱力学という分野があり、その中に熱力学第2法則という理論がある。いわゆるエントロピー増大則といわれる理論だ。これを知っている方であれば、原子力発電は非効率この上ないことがはっきりわかるはずだ。しっかり、勉強してから主張して頂きたいものだ。