http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140624/t10015449991000.html


中国とベトナムが領有権を争う西沙諸島近くの海域で、中国側が石油の掘削装置を設置したことをきっかけに両国の対立が深まるなか、ベトナムの国営テレビは、23日、再びベトナムの船が中国の船に激しく衝突された瞬間とする映像を放送しました。

ベトナム国営テレビによりますと、現地時間の23日午前9時半すぎ、中国の石油会社が西沙諸島、英語名、パラセル諸島の近くに設置した掘削装置から南西に21キロ余りの地点で、ベトナムの漁業資源監視局の船が中国の複数の船に取り囲まれ、放水されたということです。
ベ トナム国営テレビは、さらに、掘削装置を移動させる作業船とみられる、中国語で船名が書かれた船が、ベトナム漁業資源監視局の船の左の側面後方に激しく衝 突した瞬間とする映像を放送しました。映像からは、ベトナム側の船は船室部分まで突き破られるなど、大きく破損していることが分かります。
ベトナム側の乗組員にけがはなかったということです。
中国とベトナムの間では、先週、両国の副首相級の政府高官がハノイで会談しましたが、双方とも、これまでの主張を繰り返すにとどまり、緊張緩和にはつながりませんでした。
ベトナムの当局は、掘削装置の周辺に、今も中国側の船およそ120隻が展開していると発表していて、緊迫した状況が続いています。